トップ 2分で読む 【全国】石垣島付近で複数のM5クラス、宮古島でM4.3、岩手・茨城で小規模な地震(2020/06/19)

【全国】石垣島付近で複数のM5クラス、宮古島でM4.3、岩手・茨城で小規模な地震(2020/06/19)

2020/06/19は石垣島付近で複数のM5クラス、宮古島でM4.3、岩手・茨城で小規模な地震がありました。6月に入ってから沖縄周辺での地震の発生頻度がやや高め、規模もM5クラスが増加。ちょうど前日の6/18には同じ「環太平洋火山帯」に属する南半球のニュージーランド付近でM7.4の大地震が起きたばかり、今後の動向と情報には注意が必要でしょう。

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2020/06/19:石垣島付近で複数のM5クラス、宮古島でM4.3、岩手・茨城で小規模な地震

2020/06/19は石垣島付近で複数のM5クラス、宮古島でM4.3、岩手・茨城で小規模な地震がありました。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)

 

【茨城県北部】
2020/06/19 20:52頃, 震度1, M2.9, 深さ10km, 北緯:36.7, 東経:140.6

【石垣島近海】
2020/06/19 16:30頃, 震度1, M4.6, 深さ10km, 北緯:24.9, 東経:123.4

【岩手県沖】
2020/06/19 14:45頃, 震度2, M4.0, 深さ40km, 北緯:39.1, 東経:142.2

【石垣島近海】
2020/06/19 09:26頃, 震度2, M5.5, 深さ20km, 北緯:24.9, 東経:123.4

【宮古島近海】
2020/06/19 07:25頃, 震度3, M4.3, 深さ50km, 北緯:24.8, 東経:125.4

【石垣島北西沖】
2020/06/19 01:42頃, 震度2, M5.1, 深さ10km, 北緯:25.0, 東経:123.4

 

6月に入ってから、沖縄トラフ・琉球海溝沿いでの地震の発生頻度がそれ以前に比べてやや高めの印象です。規模もM5クラスが増えています。
ちょうど前日の6/18には同じ「環太平洋火山帯」に属する南半球のニュージーランド付近でM7.4の大地震が起きたばかり、今後の動向と情報には注意が必要でしょう。

沖縄は地震が少ないイメージがあり、歴史的な資料によって知られている被害を伴う地震は少ないのが現状ですが、M4〜5クラスの地震は発生しています。
近年においては、沖縄本島近海で2010年にM6.9・最大震度5弱、2016年にもM5.6で最大震度5弱の大きめの地震が発生

 

特に、2010年(2010/02/27)の沖縄本島近海地震に関しては、沖縄本島南東沖の琉球海溝付近のユーラシアプレート内で発生しています。震源の深さは37kmで、発震機構は北西-南東方向に張力軸を持つ横ずれ断層型とされています。
沖縄本島での震度5以上の地震は1909年(明治42年)の地震以来、実に101年ぶりのものとなり、世界遺産に登録されている、うるま市の「勝連城跡」の石垣が一部崩落する事態となりました。

 

津波に関しては沖縄県南城市で確認された10cm程度で、当初は沖縄本島・奄美諸島・トカラ列島の沿岸住民に避難勧告が発令されましたが、特に被害は報告されませんでした。M7クラスに迫る大規模地震にも関わらず津波がこの程度で済んだのは、横ずれ断層型の地震だったからと推察されます。

 

また過去100年内あたりに沖縄周辺で発生した大規模な地震は意外と多く、頻度としては数年〜30年くらいの間隔で発生しています。沖縄でも今後、大きな地震が発生する可能性は十分にありますので、ぜひ何もない平時にこそ災害への備えをしておきましょう。

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