トップ 2分で読む 【全国】北海道〜熊本まで全国で小規模な地震が相次ぐ(2020/06/20)

【全国】北海道〜熊本まで全国で小規模な地震が相次ぐ(2020/06/20)

2020/06/20は北海道〜熊本まで全国で小規模な地震が相次ぎました。久しぶりに有感地震が発生した震源は北海道南西沖(今年の3/18以来)と福島県会津(同3/30以来)。いずれも過去10年程度で見ると最大震度4を越えた地震はありません。他の震源における有感地震はいずれも地震発生頻度が高めの震源ばかりとなっています。

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2020/06/20:北海道〜熊本まで全国で小規模な地震が相次ぐ

2020/06/20は北海道〜熊本まで全国で小規模な地震が相次ぎました。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)

 

【北海道南西沖】
2020/06/20 13:35頃, 震度1, M3.9, 深さ10km, 北緯:42.3, 東経:139.1

【福島県会津】
2020/06/20 09:10頃, 震度3, M2.6, 深さ10km, 北緯:37.0, 東経:139.4

【熊本県熊本地方】
2020/06/20 05:05頃, 震度1, M2.4, 深さ10km, 北緯:32.8, 東経:130.8

【胆振地方中東部】
2020/06/20 04:25頃, 震度1, M2.4, 深さ30km, 北緯:42.9, 東経:141.9

【岐阜県美濃中西部】
2020/06/20 04:06頃, 震度1, M2.6, 深さ10km, 北緯:35.3, 東経:136.5

【長野県中部】
2020/06/20 03:03頃, 震度2, M4.0, ごく浅い, 北緯:36.2, 東経:137.7

【岩手県沖】
2020/06/20 02:38頃, 震度2, M3.7, 深さ50km, 北緯:39.3, 東経:142.0

 

久しぶりに有感地震が発生した震源は、北海道南西沖と福島県会津。北海道南西沖は今年の3/18以来、福島県会津は同3/30以来です。いずれも過去10年程度の期間で見ると、最大震度4を越えた地震はありません。
他の震源における有感地震は、いずれも地震発生頻度が高めの震源ばかりとなっています。

総じて、北海道から熊本まで全国各地で地震が発生した1日となっていますが、今後30年内に高い確率で発生が予測されている大規模地震は複数あります。

 

① 千島海溝沿いの北海道沖巨大地震(M8.8以上・発生予測確率:7〜40%)
② 青森〜房総沖の日本海溝沿いの巨大地震(M7.9〜M8・発生予測確率:80〜90%)
③ 都心南部の直下で起きる首都直下地震(M7以上・発生予測確率:70%)
④ 南海トラフ巨大地震(M8〜9・発生予測確率:70〜80%)

 

特に②〜④の発生予測確率は高く、今後50年内まで期間を広げると発生確率はほぼ90%と言われます。ここで意識したいのは確率はあくまで確率であるということで、30年以内・50年以内に100%発生するという意味ではありませんが、逆に言えば明日起きるかもしれませんし1年後に起きてしまうかも知れません。

 

2011年の東日本大震災というM9クラスの地震すら予知できなかったことから様々な議論が起こり、内閣府のワーキンググループは2017年に「東海地震も含めて地震予知は困難」という報告書をまとめるに至り、地震予知研究は現在、大きな節目を迎えています。

 

現在、新型コロナウイルスの感染が終息していない状況かつ、今後は「第2波」の発生が懸念されていますが、万が一の有事の際には避難所におけるクラスタ発生を防ぐために「分散避難」「在宅避難」といった対応が検討されています。こういうタイミングで大規模地震は起きてほしくはありませんが、人間の都合や願いとは関係なく起こるのが自然災害です。

 

「起きたときに対応できる備えがあるか」ということを頭の片隅に置いておいてください。

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