トップ 2分で読む 北海道, 福島, 栃木, 和歌山, 徳島, 沖縄で少規模な地震が発生(2021/2/10〜2/11)

北海道, 福島, 栃木, 和歌山, 徳島, 沖縄で少規模な地震が発生(2021/2/10〜2/11)

2021/2/10〜2/11にかけて北海道・福島・栃木・和歌山・徳島・沖縄で少規模な地震が相次ぎました。また同じ2/10〜2/11に南太平洋・ロイヤルティ諸島付近でM7.7の大地震が起きた後、周辺では中規模な群発地震が続いています。このあたりは「巨大地震の巣」とも言われるほど大規模な地震の発生頻度が高いエリアです。

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2021/2/10〜2/11:北海道, 福島, 栃木, 和歌山, 徳島, 沖縄で少規模な地震が発生

2021/2/10〜2/11にかけて北海道, 福島, 栃木, 和歌山, 徳島, 沖縄で少規模な地震が相次ぎました。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)

発生日時震源震度規模深さ北緯, 東経
2021/02/11 14:37頃徳島県北部1M3.1約10km34.1, 134.5
2021/02/11 12:40頃十勝地方中部1M3.4約110km42.8, 143.2
2021/02/11 08:04頃栃木県北部1M2.4約10km36.6, 139.4
2021/02/11 05:24頃福島県会津2M2.7約10km37.0, 139.4
2021/02/11 04:36頃沖縄本島北西沖1M4.0約100km26.5, 126.5
2021/02/10 09:30頃和歌山県北部1M2.7約10km34.0, 135.3

また同じ2/10〜2/11にかけて、南太平洋・ロイヤルティ諸島付近でM7.7の大地震が起きた後、周辺では中規模な群発地震が続いています。このあたりは「巨大地震の巣」とも言われるほど、深い震源での大規模な地震の発生頻度が高いエリアですが、このような群発地震が発生するのは珍しいと思われます。

2021年に入ってから、日本ではまだ最大震度5弱以上の地震は発生していませんが、大きな揺れを伴う地震が起きていないからといって油断は禁物です。
過去の例を見ても、特に熊本地震が起きるまでの熊本では過去100年以上に渡って大きな地震はありませんでした。

 

海溝型の地震に関しては前兆となる地震(群発地震など)があれば発生が迫っているかどうかの検討が可能ですが、阪神淡路大震災のような活断層を震源とする直下型地震は前兆無く、ある日突然発生します。

 

熊本地震だけでなく、大阪府北部地震や北海道胆振東部地震なども前兆らしい前兆無く発生し、大きな被害と混乱を引き起こしています。
東日本大震災以降は電子基準点観測による日本の地殻変動の動きもそれ以前より大きくなってきており、変動の方向も変わってきています。
この電子基準点がとらえた日本列島の地殻変動の時系列の様子は国土地理院のwebサイトでも動画として公開されています)
電子基準点がとらえた日本列島の地殻変動
https://www.gsi.go.jp/kanshi/index.html

 

南海トラフ巨大地震にせよ首都直下地震にせよ「秒読み」と言われて何年(数十年)も経ちますが、むしろ他の、今までノーチェックだった場所での大きな地震が数年おきに発生するなど目立つようになってきました。

 

「そろそろ巨大地震が来そうだから備える」という意識は長くは維持できません。むしろ日常生活の中で、地震などの大災害が起きて電気・ガス・水道などが止まっても1〜2週間は生活を維持するための備えを普段から組み込んでおくことが重要でしょう。

この日、他に発生した有感地震(主に記事公開後)

【静岡県東部】
2021/02/11 21:49頃, 震度1, M1.6, 深さ10km, 北緯:35.3, 東経:138.7

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