トップ 2分で読む 福島県沖でM7.3の大地震発生後、群発化して続く余震(2021/2/13〜2/14)

福島県沖でM7.3の大地震発生後、群発化して続く余震(2021/2/13〜2/14)

2021/2/13夜、福島県沖でM7.3の大地震が発生しました。この地震の発生後は余震が群発化して続いています。政府地震研の平成31年公開資料『日本海溝沿いの地震活動の長期評価 概要資料』において、福島県沖でのM7.0〜7.5の大地震の発生確率は今後10年内では20%程度という予測になっていますが資料公開時を起点とすれば「予測より圧倒的に早かった」と言えるでしょう。

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2021/2/13〜2/14:福島県沖でM7.3の大地震発生後、群発化して続く余震

2021/2/13夜、福島県沖でM7.3の大地震が発生しました。またこの地震の発生後、余震が群発化して続いています。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)

発生日時震源震度規模深さ北緯, 東経
2021/02/14 13:50頃福島県沖1M3.7約50km37.7, 141.7
2021/02/14 09:49頃福島県沖1M3.8約50km37.6, 141.6
2021/02/14 09:12頃福島県沖1M3.7約50km37.6, 141.6
2021/02/14 06:08頃福島県沖1M4.0約50km37.6, 141.6
2021/02/14 05:57頃福島県沖1M3.7約60km37.6, 141.6
2021/02/14 04:10頃福島県沖1M3.8約50km37.7, 141.8
2021/02/14 02:50頃福島県沖1M3.7約50km37.6, 141.6
2021/02/14 02:36頃福島県沖1M4.0約50km37.7, 141.8
2021/02/14 02:01頃福島県沖1M4.0約50km37.7, 141.6
2021/02/14 01:53頃福島県沖1M4.0約50km37.6, 141.6
2021/02/14 01:51頃福島県沖1M3.9約50km37.6, 141.7
2021/02/14 01:33頃福島県沖2M4.4約50km37.7, 141.6
2021/02/14 01:23頃福島県沖1M3.6約40km37.6, 141.7
2021/02/14 01:21頃福島県沖1M3.7約50km37.7, 141.7
2021/02/14 01:20頃福島県沖1M3.9約50km37.6, 141.7
2021/02/14 01:14頃福島県沖2M4.3約50km37.7, 141.6
2021/02/14 01:13頃福島県沖1M3.9約50km37.5, 141.7
2021/02/14 00:36頃福島県沖2M4.1約50km37.6, 141.5
2021/02/14 00:33頃福島県沖1M3.8約50km37.6, 141.7
2021/02/14 00:32頃福島県沖1M3.8約50km37.6, 141.6
2021/02/14 00:25頃福島県沖1M3.9約50km37.7, 141.7
2021/02/14 00:15頃福島県沖2M4.1約50km37.7, 141.6
2021/02/14 00:05頃福島県沖2M4.1約30km37.7, 141.7
2021/02/13 23:58頃福島県沖2M4.4約50km37.6, 141.8
2021/02/13 23:55頃福島県沖1M4.3約50km37.7, 141.7
2021/02/13 23:51頃福島県沖3M5.1約50km37.6, 141.6
2021/02/13 23:45頃福島県沖1M3.7約40km37.6, 141.6
2021/02/13 23:36頃福島県沖3M4.7約60km37.6, 141.7
2021/02/13 23:23頃福島県沖1M4.3約50km37.6, 141.7
2021/02/13 23:08頃福島県沖6強M7.3約60km37.7, 141.7

政府・地震調査研究推進本部が平成31年に公開した資料日本海溝沿いの地震活動の長期評価 概要資料において、福島県沖を震源とするM7.0〜7.5の大地震の発生確率は、今後10年内では20%程度という予測になっていますが、資料公開時を起点とすれば「予測より圧倒的に早かった」と言えるでしょう。

いすれにせよ確度の高い地震の発生予測は現代科学では困難であることを、改めて実感させられる地震となっています。

 

ではここで福島県沖で2017年以降に発生した有感地震の規模と震度をグラフ化したものを見てみます。

傾向としてはかなり緩やかな下降トレンドですが、規模の大きな地震は散発しつつ、マグニチュードの最大値的には拡大しているようにも見えます。

 

次に、2021/02/13のM7.3発生後の余震の発生状況のグラフです。

こちらも緩やかな下降トレンドとなり、このまま行けば収束に向かいそうなイメージとなっています。

 

さらに、2011年の東日本大震災の発生直前のグラフ、2011/03/09のM7.3発生後の余震の発生状況です。

こちらも今回と同様に緩やかな下降トレンドとなっていた矢先に、3/11にM9という巨大地震が発生したことになります。収束に向かいそうだからと言っても、当面の間は備えと警戒を怠ってはならないことが判ります。

 

東北地方の巨大地震としてすぐに思い起こされる東日本大震災を引き起こした「東北太平洋沖地震」は、北海道〜房総沖にかけて存在する日本海溝沿い、太平洋プレートが北米プレートの下に沈み込む部分で発生しましたが、この時に動いたのは宮城沖〜福島沖のみ。

 

その他の部分が「動き残り・割れ残り」となっている可能性は十分残っており、東北〜関東の日本海溝沿いでは今後30年内に、M7級の大地震の発生確率がかなり高いと予測されています。
(当該報道は2019年2月26日に政府の地震調査委員会によって公表されています)

 

東日本大震災は1000年に1度と言われましたが、確かにM9クラスの巨大地震はとうぶん発生しないと考えられています。しかし、M7〜8クラスのものは今後も複数の発生が予想されています。

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とは言いますが、何も無い平常な状態が続くとかつての震災の記憶も薄れ、備えもおざなりになりがちです。

 

環太平洋火山帯の範囲で見た場合はM4〜5クラスの地震が高い頻度で起きても、ある意味では「いつもどおり」とも言えますので必要以上に不安に感じる必要はありませんが、備えはしっかりと。
また月に1度は、備災・防災用品や備蓄品の使いかた・消費期限や入れ替え期限などを確認してみてください。

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