2021/07/18:徳島でM4.4・震度3、福島沖でM4.5と3.9、群馬・十勝でも小規模な地震
2021/07/18は徳島でM4.4・3.8、福島で連続地震、群馬・十勝・千葉沖でも小規模な地震が発生。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(記事公開時点までの最新順)
発生日時 | 震源 | 震度 | 規模 | 深さ | 北緯, 東経 |
---|---|---|---|---|---|
2021/07/18 23:09頃 | 長野県中部 | 2 | M3.5 | 約10km | 36.2, 137.7 |
2021/07/18 22:32頃 | 徳島県南部 | 2 | M3.8 | 約40km | 33.9, 134.6 |
2021/07/18 22:10頃 | 福島県会津 | 2 | M3.0 | 約10km | 37.1, 139.3 |
2021/07/18 21:27頃 | 千葉県東方沖 | 1 | M3.1 | 約30km | 35.8, 141.0 |
2021/07/18 20:24頃 | 福島県会津 | 1 | M2.3 | ごく浅い | 37.1, 139.3 |
2021/07/18 19:11頃 | 福島県会津 | 3 | M4.4 | 約10km | 37.1, 139.3 |
2021/07/18 18:50頃 | 福島県会津 | 3 | M4.7 | 約10km | 37.0, 139.3 |
2021/07/18 15:59頃 | 十勝地方南部 | 2 | M3.3 | 約70km | 42.6, 143.5 |
2021/07/18 14:35頃 | 徳島県北部 | 3 | M4.4 | 約50km | 34.0, 133.9 |
2021/07/18 08:06頃 | 福島県会津 | 1 | M2.7 | 約10km | 37.0, 139.3 |
2021/07/18 05:31頃 | 福島県沖 | 1 | M3.9 | 約50km | 37.7, 141.6 |
2021/07/18 01:21頃 | 福島県沖 | 2 | M4.5 | 約60km | 37.6, 141.7 |
2021/07/18 01:01頃 | 群馬県南部 | 1 | M2.3 | 約10km | 36.3, 138.9 |
福島県沖でM4クラスが2回ありましたが揺れは小さめ。福島県会津では5連続の地震が起きています。
今回の注目は徳島県北部でのM4.4・最大震度3です。このあたりは南海トラフ巨大地震の想定震源域の西端あたりに位置しており、今回の震源はほぼ中央構造線上で発生しています。
ちょうど2021/07/07に気象庁から南海トラフ周辺に関する情報
『南海トラフ地震関連解説情報について -最近の南海トラフ周辺の地殻活動-』
https://www.jma.go.jp/jma/press/2107/07a/nt20210707.html
が公開されています。
これは毎月初旬に定期的に公開されている情報となります。
状況としてはいつもどおり、「現在のところ、南海トラフ沿いの大規模地震の発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていない」とのことですので、特段の心配はありません。
併せて直近1ヶ月(2021/06/19〜2021/07/18)の間に、南海トラフ巨大地震の想定震源域の周辺で発生している有感地震を見てみると、和歌山県周辺で比較的多めに発生しているようです。
南海トラフ巨大地震に関しては、確度の高い予測は困難との判断が下されていることはご存知の通りで、近年、警戒警報の発令は凍結され、代わりに震源域で異常な現象を観測した場合に「臨時」の情報が発表されることになっています。
難しいのは、この臨時情報が出た際に、私たち個人レベルではどう対応すべきかという点。実際に起きてしまった場合の想定被害は過去類を見ない甚大なものになる試算がなされていますが、逆に臨時情報が出たとしても何も起きないことも考えられます。
2000年代に入り、環太平洋火山帯全体で活動が活発化している状況とも考えられます。
この規模での地殻活動となると、日本でもいつどこで大きな地震や噴火がほとんど前兆無しで発生するか判りませんが、それはこれまでも繰り返されてきたことです。
基本的に環太平洋火山帯では日々大きな地震が起きるものです。地球上で発生する地震の約90%はここで起きています。出来るかぎり(可能な範囲で構いません)の備えをした上であれば、必要以上に怖がったり不安に感じることはありません。
この日、他に発生した有感地震(主に記事公開後)
あああああ