トップ 2分で読む 石垣島沖でM4.8のやや深発地震、島根東部でM2.9の地震(2021/08/26)

石垣島沖でM4.8のやや深発地震、島根東部でM2.9の地震(2021/08/26)

2021/08/26は石垣島沖でM4.8のやや深発地震、島根東部でM2.9の地震が発生しました。注目は石垣島北西沖。石垣島は八重山列島(八重山諸島)に含まれますが隣国である台湾とも近く、このあたりではしばしば大きめの規模の地震が発生します。

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2021/08/26:石垣島沖でM4.8のやや深発地震、島根東部でM2.9の地震

2021/08/26は石垣島沖でM4.8のやや深発地震、島根東部でM2.9の地震が発生しました。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(記事公開時点までの最新順)

発生日時震源震度規模深さ北緯, 東経
2021/08/26 12:04頃石垣島北西沖1M4.8約110km25.2, 123.4
2021/08/26 05:38頃島根県東部1M2.9約10km35.1, 133.1

注目は石垣島北西沖のM4.8、震源の深さは約110km。震源の深さが60〜200km程度の地震は「稍(やや)深発地震」とされます。

 

石垣島は八重山列島(八重山諸島)に含まれますが隣国である台湾とも近く、このあたりではしばしば大きめの規模の地震が発生します。歴史を遡ると1771年(明和8年)に「八重山地震」と名付けられた、推定マグニチュード7.4〜8.7の巨大地震が発生しています。

 

八重山地震の地震そのものによる被害は僅かでしたが、この地震が引き起こした大津波によって先島諸島が大きな被害を受け、この津波は「明和の大津波」とも呼ばれています。石垣島では80mを超える大津波となり、第3波まで襲来し、第2波がもっとも大きかったと伝えられています。

八重山群島での死者・行方不明者は1万人を超える琉球史上で最悪の津波災害だったとされ、八重山地震の震源は八重山列島近海で、フィリピン海プレートがユーラシアプレートの下に沈み込むことによって発生する歪みによって発生した海溝型地震と考えられています。

 

このあたりでは、過去2400年間の間に150〜400年程度の周期で大規模な津波が襲来したことが調査によって判明しています。また、先島諸島では過去2000年の間に約600年間隔で1771年の八重山地震と同じような規模の地震が4回発生しています。

 

とは言え「そろそろ巨大地震が来そうだから備える」という意識は長くは維持できません。むしろ日常生活の中で、地震などの大災害が起きて電気・ガス・水道などが止まっても命さえ無事なら1〜2週間は生活を維持するための備えを普段から組み込んでおくことが重要でしょう。

そして事前に備える「備災」が、いざ大きな地震が起きた際の「減災」につながります。

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