トップ 2分で読む 大分で最大震度3・M3.9、宮古島、宮城沖でM4クラス、茨城沖でM3.8(2022/01/11)

大分で最大震度3・M3.9、宮古島、宮城沖でM4クラス、茨城沖でM3.8(2022/01/11)

2022/01/11は大分で最大震度3・M3.9、宮古島、宮城沖でM4クラス、茨城沖でM3.8の地震が発生。注目は大分。大分県に被害を及ぼす地震は、日向灘などの県東方の海域で発生する地震と、陸域や沿岸部の浅い場所で発生する地震が主なもので、南海トラフ巨大地震も含まれます。

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2022/01/11:大分で最大震度3・M3.9、宮古島、宮城沖でM4クラス、茨城沖でM3.8

2022/01/11は大分で最大震度3・M3.9、宮古島、宮城沖でM4クラス、茨城沖でM3.8の地震が発生。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(記事公開時点までの最新順)

発生日時震源震度規模深さ北緯, 東経
2022/01/11 16:41頃宮古島近海1M4.3約60km25.1, 125.7
2022/01/11 12:23頃大分県南部3M3.9約10km33.0, 131.9
2022/01/11 09:52頃宮城県沖2M4.0約50km38.8, 142.1
2022/01/11 04:19頃茨城県沖2M3.8約80km36.3, 140.7

注目は大分。大分県に被害を及ぼす地震は、日向灘などの県東方の海域で発生する地震と、陸域や沿岸部の浅い場所で発生する地震が主なもので、南海トラフ巨大地震も含まれます。

 

日向灘などの東方の海域で発生する地震は、ユーラシアプレート上の陸域である九州〜四国にかけた領域の下に沈み込んでいるフィリピン海プレートの境界あたりで発生していると考えられており、日向灘北部~豊後水道で地震が発生すると大分県内に大きな被害が生じています。

 

ここでM7以上の規模の地震が発生する場合は津波を伴うことが多く、250年以上前の江戸時代後期、1769年に起きた日向灘北部~豊後水道にかけてのM7クラスの地震では県内にあった城のいくつかが破損し多くの民家も倒壊するなどの被害が出ています。

また、南海トラフ巨大地震が発生した場合も大分県内に被害が生じます。過去の例としては1707年の南海トラフ巨大地震である「宝永地震」では、豊後水道沿いの地域で津波による家屋の流出などの被害が生じました。この宝永地震は富士山の大噴火である「宝永大噴火」も誘発しています。

 

南海トラフ巨大地震に関しては、確度の高い予測は困難との判断が下されていることはご存知の通りで、近年、警戒警報の発令は凍結され、代わりに震源域で異常な現象を観測した場合に「臨時」の情報が発表されることになっています。

 

難しいのは、この臨時情報が出た際に、私たち個人レベルではどう対応すべきかという点。実際に起きてしまった場合の想定被害は過去類を見ない甚大なものになる試算がなされていますが、逆に臨時情報が出たとしても何も起きないことも考えられます。

 

とは言え南海トラフ巨大地震が実際に発生してしまった場合は大分県にも深刻な被害を発生させる懸念がありますので、可能な範囲で常日頃からいざという場合への備えはしておきましょう。

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