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【茨城】茨城県で最大震度3・M4.4の地震(2019/9/29〜9/30)

2019/9/29〜9/30は、茨城県で最大震度3・M4.4の地震を含めて3回程度の有感地震がありました。9/29はちょうど「新月」。 震源としては、茨城県北部で最大震度3・M4.4を含めて2回、茨城県南部で最大震度1・M3.3の小規模なものです。 ただ、茨城県北部・茨城県南部ともに例年、地震が多い震源エリアではあります。 近年の地震で特に最大震度5弱以上のものを見てみると次のようになります。 【茨城県北部における近年の最大震度5弱以上】 2016/12/28 21:38頃, M6.3, 最大震度6弱 2016/07/27 23:47頃, M5.4, 最大震度5弱 2013/12/31 10:03頃, M5.4, 最大震度5弱 2013/01/31 23:53頃, M4.7, 最大震度5弱 2013/01/28 03:41頃, M4.9, 最大震度5弱 2012/03/10 02:25頃, M5.5, 最大震度5弱 2012/02/19 14:54頃, M5.1, 最大震度5弱 2011/11/20 10:23頃, M5.5,...

【熊本・宮崎】熊本と日向灘で小規模な有感地震3回(2019/09/28)

2019/09/28は熊本県天草・芦北地方、天草灘、日向灘で小規模な有感地震がありました。最大震度は1〜3、マグニチュードはM3.3〜4.1と小規模なもの。 2016年の熊本地震以降、特に九州地方における中央構造線沿いでは比較的活発な地震活動が続いています。 天草灘、熊本県天草・芦北地方での近年のM4以上をピックアップしてみると次のようになります。 2019/09/28 02:33頃, 天草灘   , M4.1, 最大震度3 2019/07/22 10:39頃, 天草芦北地方, M4.0, 最大震度3 2019/02/23 14:30頃, 天草灘   , M4.4, 最大震度3 2018/10/15 09:12頃, 天草芦北地方, M4.1, 最大震度3 2016/04/20 03:38頃, 天草芦北地方, M4.1, 最大震度3 2014/12/19 12:34頃, 天草灘   , M4.1,...

【関東】伊豆〜父島近海で小規模な地震(2019/09/25)

2019/09/25は、伊豆大島・伊豆地方〜父島近海で小規模な地震がありました。いずれも最大震度は1、M2.4〜M3.6です。 伊豆地方と伊豆大島近海での地震は、ちょうど駿河トラフと相模トラフの接合領域の南側で起きています。 今回注目したのは伊豆・小笠原・マリアナ海溝沿いの父島近海での地震。 最大震度1・M3.6と小規模なものですが、父島近海では時おり大きな地震が発生します。 特に2010/12/22 02:20の地震は震源が浅く最大震度も4だったにも関わらず、マグニチュードは7.4を観測。関東〜東北地方、中部地方などにかけても揺れ、北海道でも震度1を観測しました。 マグニチュードが大きく震源の深さも10kmと浅い地震だったため、当時は東海〜西南日本の太平洋岸地域に津波注意報が発令されました。 このあたりは太平洋プレートがフィリピン海プレートの下へ沈み込んでおり、太平洋プレートはおおむね年間で4cmほどの速さで移動しています。 そして、伊豆周辺での地震は駿河トラフと相模トラフの接合領域で起きていますが、ここから西は南海トラフ。 伊豆だけでなく房総沖などでは頻繁に地震が起きており、このあたりで大きな地震が起きた場合は首都直下地震や南海トラフ巨大地震に連動する可能性も考えられます。 何年も前から環太平洋火山帯は活動期に入ったと考えられており、事は日本列島だけの範囲には収まりません。いずれかの巨大地震発生時には、行政レベルだけでなく国レベルで機能麻痺に陥り、公的な救援・支援活動そのものが受けられないケースも想定しなければなりません。 その上で、私たち一般庶民レベルでもできうる限りの備えをしておく必要があります。まず基本は自助、それから互助・共助です。 房総沖巨大地震・首都直下地震・北海道沖(根室沖)巨大地震・そして南海トラフ巨大地震と、今後30年内に高確率での発生が想定されている巨大地震は複数ありますが、それが妄想や絵空事でないことは、これまでに起きた東日本大震災や熊本地震、北海道胆振東部地震・大阪府北部地震・阪神淡路大震災などが証明しています。

岐阜・長野・京都で小規模な地震(2019/9/19〜9/22)

2019/9/19〜9/22にかけて、岐阜・長野・京都で小規模な地震がありました。 岐阜周辺は4つのプレート(ユーラシアプレート、北米プレート、太平洋プレート、フィリピン海プレート)の動きで形成されたとされる日本アルプスの西側で地殻活動が活発であるゆえ、これら以外にも多数の断層が存在し火山もあります。 岐阜県飛騨地方での地震は、牛首断層帯と跡津川断層帯の間、そして高山・大原断層帯付近が震源のようです。 また、岐阜と長野の県境にには「糸魚川-静岡構造線」が走っており、9/21〜9/22に起きた地震はいずれもこの構造線に沿った位置です。 ちょうど9/19〜9/23には台風17号が沖縄〜九州通過、停電や倒木など大きな被害を出しながら中国地方の一部を暴風域に巻き込み北上、23日午前9時に日本海で温帯低気圧に変わり、このまま日本海を北東へ進行、夜には北日本へ接近する見込みです。 9/23の13時時点で、九州電力管内では約23000軒が停電。四国電力管内で約200軒、中国電力管内でも約1100軒の停電が起きています。 低気圧である台風は地震を引き起こす原因になり得るとの考え方や、月の「潮汐力」はある程度の運動を地球の地殻に引き起こせるほどの力をもっているとされ、近年研究が進んでいます。台風は、9月だけでも千葉県に大きな被害をもたらした台風15号に続いての台風17号。 17号は日本海を進む進路でしたが、今回の小規模地震、特に岐阜・長野においては日本海側です。 また月に潮汐力は「地球潮汐」とよばれる現象として地表面は1日2回、20〜30cmもの大きさで上下運動を繰り返しています。このチカラは重力にして0.1mGal程度。 ちょうど9/14〜9/29が満月から新月の期間で、このあたりは地震が起きやすいと言われますので、今後の上方には注意したいところです。 そしてここ最近の台風で勢力の強いものが通過すると、広範囲な停電や住宅屋根の破損なども発生しています。 他地域にお住まいの皆さんも他人事だと思わず、何も無い平時にこそ、停電対策グッズを備えたり、万が一のためのブルーシートを調達するなどしておきましょう。

【南海トラフ】巨大地震の想定震源域内で続発する小規模な地震(2019/9/7〜9/16)

南海トラフ巨大地震の想定震源域内の小規模な地震は9/12まで既報ですが、続く9/16にかけても地震が続発しています。   ここ数日、想定震源域内の中央構造線沿いでは活発な地震活動が続いているものの、既報の通り本記事執筆時点での南海トラフ巨大地震に関する気象庁の9月上旬時点での最新見解はこれまでどおり 「大規模地震の発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていない」 としており、南海トラフ巨大地震の前兆ではないか?といった心配は備えがあれば基本的に不要、しかし何の備えも無い状態で突然発生した場合は、文字通り命に関わる状況に陥ります。 ほんの数分前までは平和で何の不自由も無かった生活が、大震災規模の地震が起きた以降は一変してしまいます。 近年でも熊本地震、大阪府北部地震、北海道胆振東部地震などが短い期間で立て続けに起きており、都度、市民生活としては大きな不便を強いられる状況となりました。 ちょうど季節的には台風シーズンであり、なおかつ地震が起きやすいとされる満月〜新月期間である9/14〜9/29に差し掛かります。南海トラフ南海トラフ巨大地震の発生時期に関しては、現時点では科学的に確度の高い予測は不可能というのが実情ですが、確率論的には今後30年以内の発生確率は70%、さらに50年以内まで範囲を広げると90%という高い数値となっています。 近年では四国中西部でプレートのスロースリップによる地殻変動が起きており、南海トラフのプレート境界で発生している地震は東海〜九州までの広範囲に渡ります。 当該地域だけでなく他の地域の方も今のうちに改めて防災用品や備蓄品の用意と、ご家族との緊急連絡手段や連絡先・集合場所などを確認しておいてください。 ただし、ネット上の情報に関して特に「極端なもの(「X月X日に起きる」という予言的な話し等)」については、必ずその情報源が公式なものか、科学的な根拠にもとづいたものかどうかを確認してください。 オカルトネタ的なものに関しては「そういう話もある」という程度の受け取り方で構いませんし、その「ネタ」から災害や防災・備災に対して関心を持ち、備えるキッカケとして使うことは十分に有効です。 ともあれ、万が一に備えて水・食料・トイレ対策などの備えが必要です。 次に大きな災害が発生して断水した場合に備えて、ミネラルウォーターの買い置きを(1人・1日あたり、1.5〜2Lの水があると良いでしょう)。 【最低限、すぐに備えておきたいもの】 ・家族、身内、職場関係者の連絡先をメモに書き出し ・災害用伝言ダイヤル「171」を覚えておく ・ミネラルウォーター ・簡易トイレもしくは簡易トイレ代わりに使えるもの ・モバイルバッテリー(懐中電灯代わりになるスマホの予備電源、百円ショップでも売っています) ・就寝時、枕元にスリッパと軍手 【余力があれば備えておきたいもの】 ・ポータブル電源(大容量のもの) ・ソーラーチャージャー(高出力のもの) ・アウトドア用の携帯浄水器 ・テントやブルーシート 断水時は水洗トイレが使用不可能となりますので、念のため簡易トイレとして使えるゴミ袋や古新聞紙などがあると便利です。 重要なことは「いつ起きるか・どこで起きるか」ではなく「起きたときに備えがあるか」です。防災よりも「備災」を念頭においた行動を。

【東日本】太平洋側で活発な地震活動(2019/9/12〜9/16)

2019/9/12〜9/16は南海トラフ巨大地震の想定震源域内でも小規模ながら地震が連続していますが、それ以上に活発なのが東日本の太平洋側です。 南は千葉県南東沖〜北は青森県東方沖まで、平均マグニチュードは3.9、最大M4.6の地震が起きています。 東日本で起きた巨大地震としてすぐに思い起こされる東日本大震災は、北海道〜房総沖にかけて存在する日本海溝沿い、太平洋プレートが北米プレートの下に沈み込む部分で発生しましたが、この時に動いたのは宮城沖〜福島沖のみ。 その他の部分が「動き残り・割れ残り」となっている可能性は十分残っており、東北〜関東の日本海溝沿いでは今後30年内に、M7級の大地震の発生確率がかなり高い予測されています。 (当該報道は2019年2月26日に政府の地震調査委員会によって公表されています) 東日本大震災は1000年に1度と言われましたが、確かにM9クラスの巨大地震はとうぶん発生しないと考えられています。しかし、M7〜8クラスのものは今後も複数の発生が予想されています。 また地震でなくとも勢力の強い台風の上陸・通過によって大規模な停電が発生し、1週間経っても完全復旧できない状況となったのが台風15号が通過した千葉県での停電です。千葉県では9/16時点で停電が復旧した地域においても、コンビニなどでは台風の影響で入荷しない品物があることを確認しています(浦安市など)。 東日本大震災においても計画停電の対象地域があり、転電と断水を余儀なくされる生活が強いられる期間がありましたが、やはりまだまだ「次の災害にしっかり備える」という意識はどこか他人事なのでしょうか。 これは千葉県に限らず、どの地域でも大きな災害が起きた際に目立つのが「備えていなかった方々によるパニック」です。 逆に備えていた方々は粛々と備えを活用して発災後の生活を乗り切ろうとしている状況がネットなどを通じて把握することができます。 「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とは言いますが何も無い平常な状態が続くとかつての災害の記憶も薄れ、備えもおざなりになりがちです。 いつ起きても対応できるように備えをしておきましょう。

【南海トラフ】巨大地震の想定震源域内、中央構造線沿いで複数の地震(2019/9/7〜9/12)

2019/9/7〜9/12にかけて、南海トラフ巨大地震の想定震源域内、中央構造線沿いで複数の小規模な地震がありました。 南海トラフの弱い固着域の北端側・中央構造線沿いに発生しており、規模はM2.1とM3.3が2回です。 中央構造線などの主要な大規模断層帯沿いでは体感しない規模の小さな地震は連日多数発生しており、これはプレートの動きによる通常のものと捉えて良いでしょう。 前提として、本記事執筆時点での南海トラフ巨大地震に関する気象庁の最新見解は、これまでどおり 「大規模地震の発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていない」 となっていますので、南海トラフ巨大地震の前兆ではないか?といった心配は基本的に不要ですが、そのためにはいつ起きても対応できるように備えをしておく必要はあります。 南海トラフにおいて海側プレートと陸側プレートが地下で接し動いている部分にあると見られる「固着域」には定点的に強く固着している部分と、広範囲に渡って弱く固着している部分がありますが、弱い固着域部分においては九州東端〜東海地方にかけて、継続的なスロースリップ(ゆっくり滑り)現象が観測されています。 弱い固着部分で破壊が起きるたびに有感地震が発生すると考えられますが、気にしておきたいのは沖合にある強い固着域のいくつかです。ここのひずみが限界を迎えて連鎖的に破壊されたときは、より大きな地震が発生する可能性があります。 以前から南海トラフ巨大地震は必ず来ると言われています。 発生した時に「備えていた人たちとそうでなかった人たち」との間では、その後の被災生活の質は大きく異なることになるでしょう。 2019/09/08〜09/09にかけて、地震ではありませんが台風15号の首都圏直撃で、特に千葉県においては大規模な停電が数日間続く事態となっています。 もし南海トラフ巨大地震が想定される最大の規模で発生した場合、停電だけに絞っても、千葉の停電を圧倒的に凌駕する規模と期間で市民の生活と生命健康に深刻なダメージをもたらす恐れがあります。 とは言え数十年前から来るぞ来るぞと言われて未だに起きないのも事実で、大きな自然災害に対する緊張感を長期間維持するのは不可能と言うもの。 このあたりは気持ちの折り合いを付けて、無理のない範囲で備えを生活の中に組み込む必要があるでしょう。

【全国】2019/9/6〜9/11の間に起きた震度2以上と他注目した地震(2019/9/6〜9/11)

2019/9/6〜9/11の間に起きた震度2以上と他、注目した地震です。この数日間でも日本全国で有感地震が数多く起きていることが判ります。 そして09/08〜09/09には台風15号が首都圏を直撃、特に千葉県を中心に大規模な停電発生しました。台風通過時〜直後にはおよそ80万戸を超える停電となり、千葉県内では君津市で大型の送電線の鉄塔が2基倒壊。 また千葉県市原市内では、ダムの水面を使った国内最大規模のメガソーラー発電所のパネルが火災を起こし、同市内でゴルフ場のネットが支柱と共に140mに渡って倒れ民家10棟を直撃するなど大きな被害が発生。 停電に関しては9/11の19時に至っても未だに40万戸を超えるお宅で電力が復旧していなと言う、深刻な状況となっています。 ここで思い出されるのは2018/09/06に発生した「北海道胆振東部地震」です。 このとき、日本海を北上した「台風21号」が地震発生前日の9/5朝にかけて北海道付近を通過、暴風により道内で負傷者が出て建物の損壊や鉄道が運休し、停電も発生。 特に道内全域で停電するブラックアウトが発生し、1951年の北海道電力創設以来、初の大規模停電となりました。今回の台風15号通過後は震災クラスの大きな地震は起きていませんが、いつどこで発生するか予測困難なのが巨大地震。その巨大地震だけでなく台風による停電でも、日常生活に大きな支障をきたすほどの停電や断水、そしてスマホを使うためのネットワークインフラが止まってしまうことも現実のものとして起きました。 そして想像してみてください。 台風15号の通過直後に、もし首都圏付近を震源とする巨大地震が発生していたら。 千葉県を含めた南関東は「首都直下型地震」の想定震源域です。 台風15号による停電では、千葉県内の役所機能が一部麻痺した状態になりましたが、首都直下型地震が起きた場合は関東一円の自治体機能だけでなく、おそらく政府機能や警察・消防などの機能も大きく低下するはずです。 災害発生直後の救助救出作業は、災害規模が大きければ大きいほど迅速には機能しづらく、政府や自治体による対応も後手に回りがちです。 今回は「イザという時」が実現した事例となりますが、やはり残念ながら日頃からの備えが十分ではなかった方々が、だいぶ不便な生活を強いられる状況となっているのが現実です。他の地域のお住いの方々も、決して他人事や対岸の火事ではありません。 地震は常に発生しており、台風は毎年やってきます。近年は豪雨による土砂災害や浸水被害なども大規模化・深刻化してきています。 個人や家庭レベルでもいかに日頃から備えておくかが極めて重要です。 防災は災害を防ぐと書きますが、地震や台風などの自然災害を防ぐことは現実的に不可能です。 であれば「防災から備災へ」です。 日頃から備える人たちを増やすことで、いざ大きな災害が起きたときの被害を減らす「減災」へとつなげることが大切です。 「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とは言いますが、ぜひ、今こそ備えてください。▶キャンプや災害時に有益な「ポータブル電源」を備えよう! ▶北海道で震度7の大地震。次の震災を乗り越えるための必須アイテム! ▶災害・キャンプに、小型ポータブル電源&ソーラーチャージャーを備える!

【福島】福島県の太平洋側で連続する地震(2019/09/06)

2019/09/06は、福島県の太平洋側でM3〜4クラスの連続する地震がありました。目立ったものは図中にある3箇所。いずれも深さは50〜80km程度と浅くもなく深くもなくという震源位置ではありますが、通常のパターンで見た場合はこのあたりで発生する地震の震源の深さは10〜30kmと浅めであることが多い印象です。 東日本大震災以降、福島沖・宮城沖・岩手沖では地震活動が活発です。 例えば、福島県沖における最大震度5弱以上の地震をピックアップすると次のようになります。 【福島県沖における東日本大震災以降の最大震度5弱以上の地震】 2019/08/04 19:23頃, M6.4, 最大震度5弱 2017/10/06 23:56頃, M5.9, 最大震度5弱 2017/02/28 16:49頃, M5.7, 最大震度5弱 2016/11/22 05:59頃, M7.4, 最大震度5弱 2013/05/18 14:47頃, M6.0, 最大震度5強 2012/04/01 23:04頃, M5.9, 最大震度5弱 2012/01/23 20:45頃, M5.1, 最大震度5弱 2011/09/29 19:05頃, M5.6,...

【岩手】岩手県沖および三陸沖でM4クラスの地震(2019/09/04)

2019/09/04は、岩手県沖でM4.0(最大震度2)・三陸沖でM4.4(同1)の地震がありました。 最大震度は小さめですが、地震の規模としては中規模に近いものでした。 2019年9月の満月〜新月の期間は9/14〜9/29。一般的に満月〜新月の時期は地震が起きやすいとされ、また秋のこの時期は台風シーズンでもあります。台風と地震の因果関係に関しては近年研究が進んでいることもあり、台風と併せて9月中旬から月末までは特に大きな地震に注意が必要です。 岩手県沖を震源とする地震は東日本大震災以降は比較的活発で、最大震度4以上を観測する地震も頻発する震源域です。 最大震度5弱以上の大きな地震は東日本大震災当日を含めてこれまで複数回発生しており、同震災のほぼ1年後にはM6.4、2014年にM5.9、2015年にもM5.7が発生。いずれも最大震度5弱を観測。 「三陸沖」の範囲で括ると、過去の震度4以上の地震においてもマグニチュード的には大きなものが多い印象で、東北〜関東の日本海溝沿いでは今後30年内にM7〜8クラスの地震が発生する可能性が高いと予測されています。 東日本大震災以降、東北〜関東の日本海溝沿いでは依然として活発な地殻活動が継続中です。 しかしデータを見ると、「地震の空白域」とみられる領域がいくつか存在します。東北〜関東であれば仙台や鹿島の陸に近い沖合、房総半島の南東沖など。 特に東日本大震災の震源域では「割れ残り」と言われる領域が存在しており、そうした部分が今後のプレートの動きによって改めて破壊される可能性は十分あります。 東日本大震災は「1000年に1度の大震災」と言われましたが、それはM9クラスの規模という意味での「1000年に1度」です。 たしかにM9クラスは当分発生しないと考えられていますが、M7〜8に関しては比較的高い発生確率となっています。 地震が多く起きている場所だから今後想定される巨大地震は規模が軽減されるのではないか?とは考えず、個人レベルでも(可能な範囲ではありますが)備えておくことが必要です。