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【岩手】岩手沖の震度3と2018年の関東〜東北沿岸の震度4以上(2018/11/16)

11/16の11:49頃に岩手県沖で震度3がありましたが、この1年間に関東〜東北で発生した「震度4以上」の地震をざっとプロットしてみました。 震度5弱も福島沖と千葉県東方沖の2箇所で発生しています。東日本大震災の余震というよりは太平洋プレートの動きによるものと思われ、依然として活発です。 余震は本震の後から時間の経過とともに発生回数は減っていくものですが、例外的に数年後に大きめのものが発生することもあります。 ただ、余震域から離れた場所で起きるものや、本震よりも大きな余震がいつ・どこで発生するのかについては、現在の科学技術水準では予測できないというのが気象庁の公式見解となっています。 関東〜東北沿岸で活発に発生している地震の中には東日本大震災の余震も含む可能性がありますが、太平洋プレートの動きによるものと考えていいかもしれません。

【北海道】胆振地方中東部での震度4・M4.7(2018/11/14)

2018/11/14の19時07分頃、北海道・胆振地方中東部で震度4の地震がありましたが、この震源では2018年9月の北海道胆振東部地震以降、長らく余震と思われる地震が続いています。 今回は震度3以上を記載しましたが、震度2以下を含めるとかなりの回数になります。 またここ数日は北海道南西部・根室地方中部でも、ぞれぞれ震度2の地震が起きています。 胆振地方中東部以外で最近目立った地震は、10月下旬から国後島付近で連続発生していたものが該当します。特に11/5は04:26に震度4・M6.2という規模の地震が起きています。 北海道では今後、根室沖を中心とした千島海溝沿いでM8.8以上の「超巨大地震」発生確率が40%とされています。 政府の地震調査研究推進本部によるものですが、40%と言えども「切迫している可能性」という言う表現になっていますので、継続した警戒が必要と言えるでしょう。

【千葉】千葉県南部で早朝に起きた震度3・M4.1(2018/11/12)

2018/11/12の気になった地震は、千葉県南部で早朝に起きた震度3・M4.1です。午前4時台に2回発生。 この震源では2018年の6月あたりは震度2〜4が頻発していました。プロットにはありませんが千葉県の東方沖・南東沖・北東部あたりでも比較的活発に発生しています。 房総沖は北米プレート・太平洋プレート・フィリピン海プレートの3つが接する場所があり、それぞれのプレートは動き続けています。 そして近年、房総半島南端から南東に百数十キロ以上離れた太平洋の海底に、それぞれ160kmと300kmという巨大な活断層が発見されています。 これら2つが同時かつ断層全体が動いた場合、M8〜9クラスの巨大地震が発生することが想定されており、発生した津波が東北〜関東〜東海一帯に影響を与える可能性があります。 またこの房総沖の巨大活断層は太平洋プレートとフィリピン海プレートの境界付近にあると見られ、フィリピン海プレートはご存知の通り南海トラフに接しています。連動することも考えられるでしょう。 今年は2018年版「全国地震動予測地図」が公表されましたが、今後30年以内に震度6弱以上の大地震の発生・遭遇確率のトップ1は千葉市となっています。(2位は横浜市、3位は水戸市) 巨大地震がこのあたりで発生した場合は、当然ながら日本経済の中枢を担う東京なども無事であるはずはなく、震災発生後の国や行政による初動が遅れる可能性も十分に考えられます。 個人で何も備えていなかった場合、電気ガス水道が止まった中での水や食料の枯渇、水洗トイレの断水による衛生環境の悪化、被災地における治安面リスクの増加なども想定されるため、まずはいかに「自助」を実現できるかが課題となります。 助け合いとなる「共助・互助」はその上で作られると言えるでしょう。

【近畿・東海】南海トラフ・中央構造線沿いで頻発する小規模地震(2018/11/10)

2018/11/10までの数日は、国後島付近〜与那国島までの日本全国で様々な場所が様々に揺れていますが、やはり10月からの特に東海〜近畿にかけて起きている小さな地震が気になるところです。 11/8〜11/10の間では、三重・兵庫・滋賀・和歌山などで震度1ですが連続して発生しています。特に三重県中部での地震は、昨年9月を最後に今年9月まで約1年間静穏でしたが、1年ぶりに発震後は活発に動いているようです。三重県の震源に近い断層帯としては「布引山地東縁断層帯」がありますが、震源はこの断層よりは西側のようです。 ここ数日は国後島付近〜与那国島までの日本全国で様々な場所が様々に揺れていますが、やはり10月からの特に東海〜近畿にかけて起きている小さな地震が気になるところです。 11/8〜11/10の間では、兵庫・滋賀・和歌山などで震度1ですが連続して発生しています。 ただ環太平洋火山帯全体で見た場合、今週はM5クラスの大きなものは南北アメリカ大陸の太平洋側沿岸で数件ある程度で、アジア・オセアニア側では大きくてもM4.9程度のものとなっています。概ね静穏な状況と言えるかもしれません。 南海トラフ巨大地震は海溝型であるため前兆となる地震(群発地震など)があれば発生が迫っているかどうかの検討が可能ですが、阪神淡路大震災のような活断層を震源とする直下型地震は前兆無く、ある日突然発生します。 東日本大震災以降は電子基準点観測による日本の地殻変動の動きもそれ以前より大きくなってきており、変動の方向も変わってきています。(この電子基準点がとらえた日本列島の地殻変動の時系列の様子は国土地理院のwebサイトでも動画として公開されています) 南海トラフ巨大地震にせよ首都直下地震にせよ「秒読み」と言われて何年(数十年)も経ちますが、むしろ他の、今までノーチェックだった場所での大きな地震が数年おきに発生するなど目立つようになってきました。 「そろそろ巨大地震が来そうだから備える」という意識は長くは維持できません。むしろ日常生活の中で、地震などの大災害が起きて電気・ガス・水道などが止まっても1〜2週間は生活を維持するための備えを普段から組み込んでおくことが重要でしょう。

【青森】青森県陸奥湾で震度3の地震(2018/11/08)

2018年11月08日の07時35分頃、青森県陸奥湾で震度3の地震がありました。陸奥湾での前回の震源は2015年12月。震源のすぐ西側には「青森湾西岸断層帯」が存在します。 記録をざっと見る限り、ここ10年間で震度3規模の地震の発生記録は無いようです。(最大でも震度2) この断層帯は過去の活動がよく判っていないため、M7以上の規模の地震発生確率の長期評価については信頼性は低いものの、今後30年位内では「ほぼ0%(0.5〜1%)」となっています。(今後50年位内に引き伸ばしても0.8〜2%程度) しかし、2018年に発生した北海道胆振東部地震や大阪府北部地震での震源と考えられる・または震源に近い断層帯も同様の評価であったにも関わらず、実際にはM6クラスの地震が発生しめ大きな被害を出した地震となっています。 M7クラスの地震の長期評価がほぼゼロ%であったり低いからと言っても、M6クラスの地震によって大きな被害が出ている以上、安心できないことはこれらの地震が証明しています。 特に、過去の活動に関する記録や知見が無い断層帯に関しては、前兆無く大型の地震が突然発生する可能性があることを想定しておく必要があるでしょう。

【和歌山・静岡】南海トラフ固着域で続く小規模地震(2018/11/06)

2018年11月6日は、早朝に和歌山県南方沖と静岡県西部で震度1の小規模な地震がありました。 南海トラフと中央構造線に近い部分での地震が10月あたりから増えています。東海・東南海・南海地方では地表における高さ・水平方向での顕著な変動が出ているという話も出ています。 また紀伊水道での地震も目立ってきた感がありますが、北西方向には淡路島があり阪神淡路大震災の震源となった野島断層を含めた断層帯があります。 阪神淡路大震災は逆断層・横ずれ断層型の直下型地震ですが、今後発生が想定されている南海トラフ巨大地震は海溝型地震でタイプとして同じではありません。 しかし阪神淡路大震災の震源からさらに北東方向には2018年6月に発生した「大阪府北部地震」の震源付近には「有馬ー高槻断層帯」を始めとする大きめの断層帯が複数存在しています。 特に「有馬ー高槻断層帯」あたりの断層では地震発生率の評価がほぼ「0%」のところ、つまり従来はノーチェックだった場所で大きな地震が発生しているため、お住まいの地域にどのような断層帯が存在するのか、確認しておくと良いでしょう。

【北海道】国後島付近で連続する地震(2018/11/05)

2018年10月下旬から北海道の国後島付近で地震が連続して発生しています。特に11/5は04:26に震度4・M6.2という規模の地震が起きていますが、記録を見る限りここ10年でも珍しい規模のようです。 北海道では根室沖を中心とした千島海溝沿いで、今後M8.8以上の「超巨大地震」発生確率が40%とされています。これは昨年12月に政府の地震調査研究推進本部によって確率が見直された結果で、40%と言えども「切迫している可能性」という言う表現になっています。 十勝沖〜択捉沖を震源とするこの規模の地震は平均340〜380年周期で発生し、直近では400年前に起きたと考えられているため、すでに発生時期に入っている可能性があります。 特に沿岸部に居住・滞在している際に発生した場合は、津波の被害に遭う可能性が高いため、避難場所や避難ルートは常に確認しておいたほうがいいでしょう。 参考サイト: 日経新聞:『北海道沖で超巨大地震の可能性、30年内の確率7~40% M9級、地震調査委が公表』 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO24798710Z11C17A2MM0000/ 毎日新聞:『超巨大地震 北海道沖、M9地震予測 本州にも被害の恐れ』 https://mainichi.jp/articles/20171220/ddm/041/040/178000c 朝日新聞:『北海道沖で超巨大地震「切迫している可能性」 地震本部』 https://www.asahi.com/articles/ASKDF7WGHKDFUBQU01X.html

【和歌山】紀伊水道で続く地震、震度3・M4.5(2018/11/05)

2018/11/02に続き11/5の8時19分頃にも紀伊水道で地震がありました。震度3・M4.5、深さは50km。 10月あたりから、東海〜近畿での中央構造線沿いの南海トラフの固着域における地震が増えてきているようです。特に紀伊水道周辺にいくばくかの集中も見られます。 ここ最近、東海〜近畿あたりでの地震が増えているようにも感じますが、連日どこかで地震が発生する環太平洋火山帯では通常運転です。怖がる必要も慌てる必要もありませんが、常に備えだけはしておきましょう。 また11/5は紀伊水道だけでなく、国後島付近では連続地震、23時台にには鹿児島でも震度3を観測しています。国後島付近の地震に関しては、別途お知らせいたします。

【静岡】静岡県西部、南海トラフ固着域での小規模地震(2018/11/03)

2018年の文化の日・11月3日は、朝6時39分頃に静岡県西部で震度1の小さな地震がありました。 10/7の愛知県東部の震度4の震源に近く、前日11/2の紀伊水道の震度4同様、南海トラフの弱い固着域の端あたりです。 東海〜四国にかけて弱い固着域が広く大きく存在し、その範囲に強い固着域が点在しています。 静岡県東部においては、10月後半でこの領域を含め岐阜・三重・奈良あたりでも地表の高さ・水平方向の変動が大きい傾向が出ているという話もありますので今後も注意が必要です。 静岡ではこれまで東海地震などへの啓蒙や教育が徹底されてきました。抜き打ちで防災訓練が実施されるという話があるほど、小中学校や一般家庭レベルでも国内屈指の地震対策に関する関心の高さを持つ県とも言えます。 余談ですが、固着域といえば9月のニュースで沖縄本島付近の琉球海溝沿いでも固着域が新たに発見され、琉球海溝でも東日本大震災や南海トラフ巨大地震で想定されるレベルの巨大地震が起きる可能性があることが判りました。 琉球海溝沿いの固着域の想定面積は、最小でも沖縄本島の2倍以上と見られます。 沖縄では地震が少ないと思われていますが、沖縄周辺でも地震は活発に起きています。しかし震源は沖の方であることが多いため記録が少なく、過去の大地震に関する記録が残っていないため、見かけ上は地震が起きないと思われています。 沖縄在住のかたも地震は起きないと思わず、可能な範囲の備えをしておいていただきたいところです。

【和歌山】紀伊水道で震度4・M5.4の地震(2018/11/02)

2018年11月2日の16時54分頃に、紀伊水道で震度4・M5.4の地震がありました。それ以前の12時12分頃にも紀伊水道無いで別の小さな地震が起きています。 最近、このあたりでの地震が多いように感じるので周辺状況と合わせてみると、震源は南海トラフの「固着域」に合致しており、今年発生していたスロースリップ域とも接しています。 先月には、すぐそばの和歌山県北部での地震や愛知県東部でも震度4・M5.1で深さも同程度の地震が起きています。 先月と言えば、奈良県でも震度4・M4.2(深さ60km)、岐阜県でも規模は大きくないものの明治時代の濃尾地震(震度7・M8.0)の震源に近い場所での地震が起きています。 南海トラフ巨大地震の震源域とされる部分での活動は現在も活発に続き、ひずみを蓄積し続けているように見えます。 特に、南海トラフにおいて海側プレートと陸側プレートが地下で接し動いている部分にあると見られる「固着域」には定点的に強く固着している部分と、広範囲に渡って弱く固着している部分がありますが、弱い固着域部分においては今年を含めて継続的なスロースリップ現象が観測されています。 弱い固着部分で破壊が起きるたびに体感できる地震が発生すると考えられますが、気にしておきたいのは沖合にある強い固着域のいくつかです。ここのひずみが限界を迎えて連鎖的に破壊されたときは、より大きな地震が発生する可能性があります。 緊急地震速報に慣れつつある状況が怖くもありますが、速報が来ても「今度も大したことはないだろう」とは思わず、必ず身を護る行動に移ってください。大震災の初動を切り抜けるのは、自分自身の決断と行動です。