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【国内】全国的に活発化する地震と火山(2019/05/18〜05/20)

2019/05/18〜05/20にかけて、日本国内全域で地震と火山が活発なようです。 5/18には宮城県でM4.6、5/19に日向灘でM3.9と4.0、5/20に千葉県南東沖でM3.9。 火山に関しても福島県と山形県の両県にまたがる吾妻山が5/9に噴火警戒レベルを火口周辺規制の「2」に引き上げられた後、関東の草津白根山・箱根山が活発化しています。 吾妻山のほうはその後、火山性地震は一応の収束傾向のようですが、草津白根山(群馬県)では、5/15より白根山の湯釜付近を震源とする火山性地震が増加。 湯釜付近では、昨年10月から浅い場所の膨張を示す地盤の変化が継続しています。 箱根山(神奈川県)についても火山性地震が増加・火山活動の高まりのため噴火警戒レベルが火口周辺規制を示す「2」に引き上げられました。 図には載せていませんが、M2〜3クラスの地震も複数発生しています。 共同通信社が5/19 18:47に配信したニュースで、林能成関西大教授(地震学)が行ったアンケートによれば日本の地震学者が『南海トラフ巨大地震について、事前に発生する時や場所、規模を正確に言い当てる直前予知を100回試みても99回程度は失敗する』と考えていることが判ったそうです。 少し大きな地震が起きたりすると、世間では「いついつまでに大地震が起きる」というウワサ話が流れますが、現実問題として地震の予知は難しいのです。 いつ起きるかを気にするよりも、起きた時・起きた後に何ができる状態であるかを考えて、備えを進めておきましょう。

【千葉】千葉県東方沖で震度3、M4.2の地震(2019/03/17)

2019/03/17の06:07頃に千葉県東方沖を震源とする最大震度3・M4.2の地震がありました。このあたりは地震が頻発している領域です。 「千葉県東方沖地震」として過去の大きなものは、 ・1987/12/17に最大震度5・M6.7、 ・2012/3/14には震度5強・M6.1(東日本大震災の翌年) が発生しましたが、発生様式はいずれも異なります。 ---- ■1987/12/17:M6.7(最大震度5)死者2名、負傷者144名 九十九里浜付近が震央で、フィリピン海プレート内部の右横ずれ断層型地震 ■2012/03/14:M6.1(最大震度5強)死者1名、負傷者1名 銚子市沖が震央で、陸側の北米プレート内部の正断層型地震 ---- 千葉県東方沖では、フィリピン海プレートと北米プレートの境界部でスロースリップ現象も確認されており、確認時期は 「1983年→1990年→1996年→2002年→2007年→2011年→2014年」 と、およそ平均5年間隔で発生すると見られています。 今年2019年は前回からちょうど5年です。 また、房総半島沖でフィリピン海プレート・北米プレート・太平洋プレートが接する境界では、2つの大きな大活断層が存在することが2012年に広島大や名古屋大、海洋研究開発機構などの研究グループによる調査で判明しており、これまでノーマークで未調査の活断層ということです。 長さはそれぞれ160kmと300km。この2つの断層の全体が一度に動くと、M8〜9の巨大地震を引き起こす可能性があると言われています。

【海外・国内】チリでM6.7の地震、1/18には千葉県北東部でM5.3・震度3(2019/01/20)

2019/01/20にチリでM6.7の地震がありましたが、国内はここ数日は概ね静穏でしょうか。 目立って感じたのは1/18千葉県北東部のM5.3。震度は3でしたがマグニチュードは5を超えました。この震源付近での過去10年の震度3以上を見てみると年に数回、M4〜5クラスの地震が起きています。 ただし震度1以上でみればさらに多く、体感しない地震に関しては無数に起きているのが日本列島を含む環太平洋火山帯。中央構造線などの大規模活断層沿いでは日々活発に地震が発生しているので特に不安を感じる必要はありませんが、常に備えはしておきましょう。 編集部スタッフは冬は特に「キャンプ」を強化しています。寒い時期の被災を想定して、電気・ガス・水道が止まった場合の生活を想定しています。 近年では阪神淡路大震災は1月、東日本大震災は3月。歴史を遡れば、被害の大きかった地震で寒い時期に起きたものには次のようなものがありました。 1946年12月21日:昭和南海地震 1945年01月13日:三河地震 1933年03月03日:昭和三陸地震 1927年03月07日:北丹後地震 真夏の大地震も問題ですが、真冬の大地震も備えや対応ノウハウが無い場合、生活に大きな支障を生じる可能性もあります。 キャンプ経験の無い方も多いかと思いますが、機会があればぜひ体験してみてください。キャンプ場によっては道具類を一通りレンタルすることも可能です。

【全国】北海道・関東・九州の太平洋沿岸で活発化する地殻活動(2018/11/21)

2018/11/21は早朝から国内における地殻活動がかなり活発です。 時系列で北海道浦河沖M3.5、種子島近海M5.2、択捉島近海でM5.1、諏訪之瀬島の爆発、千葉県北東部でM3.8と続いています。 浦河沖は今年はだいたい毎月発生していましたが、9〜10月にかけては特に目立つ地震は起きていませんでした。 種子島近海も2ヶ月ぶりの大きめの地震。琉球海溝沿いの地震に関しては1地点のみでなく、奄美大島近海、沖縄本島近海、宮古島近海、西表島付近などの地震も比較的活発です。 今年は2/6に震度7を観測した「台湾花蓮地震」がありましたが、台湾に近い西表島付近では翌月の3月には群発地震とも思えるM3〜M4クラスの規模の連続地震が起きていました。 諏訪之瀬島も東日本大震災以降は火山性地震が増え、2013年あたりからは活動が激化しています。 また沖縄本島近海では、9月にM5.1〜M5.8が頻発していました。 ときどき「東日本大震災以降、日本列島では地震や火山の活動期に入った」という話しを耳にしますが、4つのプレートがぶつかり合う地殻構造の真上に位置することを考えると、環太平洋火山帯という地球規模の活動が活発化した結果として日本列島の地殻活動も影響下に入ったと考えるのが自然なのかもしれません。

【千葉】千葉県南部で早朝に起きた震度3・M4.1(2018/11/12)

2018/11/12の気になった地震は、千葉県南部で早朝に起きた震度3・M4.1です。午前4時台に2回発生。 この震源では2018年の6月あたりは震度2〜4が頻発していました。プロットにはありませんが千葉県の東方沖・南東沖・北東部あたりでも比較的活発に発生しています。 房総沖は北米プレート・太平洋プレート・フィリピン海プレートの3つが接する場所があり、それぞれのプレートは動き続けています。 そして近年、房総半島南端から南東に百数十キロ以上離れた太平洋の海底に、それぞれ160kmと300kmという巨大な活断層が発見されています。 これら2つが同時かつ断層全体が動いた場合、M8〜9クラスの巨大地震が発生することが想定されており、発生した津波が東北〜関東〜東海一帯に影響を与える可能性があります。 またこの房総沖の巨大活断層は太平洋プレートとフィリピン海プレートの境界付近にあると見られ、フィリピン海プレートはご存知の通り南海トラフに接しています。連動することも考えられるでしょう。 今年は2018年版「全国地震動予測地図」が公表されましたが、今後30年以内に震度6弱以上の大地震の発生・遭遇確率のトップ1は千葉市となっています。(2位は横浜市、3位は水戸市) 巨大地震がこのあたりで発生した場合は、当然ながら日本経済の中枢を担う東京なども無事であるはずはなく、震災発生後の国や行政による初動が遅れる可能性も十分に考えられます。 個人で何も備えていなかった場合、電気ガス水道が止まった中での水や食料の枯渇、水洗トイレの断水による衛生環境の悪化、被災地における治安面リスクの増加なども想定されるため、まずはいかに「自助」を実現できるかが課題となります。 助け合いとなる「共助・互助」はその上で作られると言えるでしょう。

【千葉】千葉県南東沖で最大震度4、M4.8の地震(2018/09/10)

三重県中部における1年8ヶ月ぶりの地震に続いて、9月10日の23時58分頃、千葉県南東沖で最大震度4、M4.8(深さ30km)の地震がありました。今後の情報に注意してください。 今回の千葉県南東沖を震源とする地震は、今年に入り活発化が見られます。2017年以前は毎年、おおむね年間1桁台の発生回数でしたが、2018年はすでに13回。発生間隔も徐々に短くなっているように見受けられます。 また千葉県東方沖では近年、プレートどうしが揺れを起こさずにゆっくりとずれる「スロースリップ現象」が継続的に発生していることが確認されており、今回の震源にもかなり近いことが解ります。 千葉県沖にはフィリピン海プレート・太平洋プレート・北米プレートという3つのプレートの境界がありますが、この付近では全長160kmと300kmの2つの長大な活断層が2012年頃に発見されており、この断層が全域ですべて動いた場合はM8〜9規模の地震が発生すると言われています。 なおスロースリップ現象に関しては、気象庁の定例検討会にて8月上旬〜中旬にかけて四国の瀬戸内海側〜紀伊半島にかけての南海トラフ巨大地震の想定震源域でも発生していたと発表されています。 備蓄品や備災・防災用品の備えは何もない平時におこないましょう。大きな地震が発生した後は店頭からはあっという間に商品が完売するため、必要なものを揃えることは困難です。