トップ 2分で読む 【全国】岐阜・長野で再び連続地震、北海道〜奄美にかけて全国的に地震多め(2020/5/29〜5/30)

【全国】岐阜・長野で再び連続地震、北海道〜奄美にかけて全国的に地震多め(2020/5/29〜5/30)

2020/5/29〜5/30にかけて、岐阜・長野で再び連続地震が発生、北海道〜奄美にかけて全国的に地震が多い状況です。また京都・兵庫・瀬戸内海中部では中央構造線の北側でいくつかの地震が発生、三重県南部のものは南海トラフ巨大地震の想定震源域内となります。

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2020/5/29〜5/30:岐阜・長野で再び連続地震、北海道〜奄美にかけて全国的に地震多め

2020/5/29〜5/30にかけて、岐阜・長野で再び連続地震が発生、北海道〜奄美にかけて全国的に地震が多い状況です。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)

 

【岐阜県飛騨地方】
2020/05/30 20:08頃, 震度1, M2.6, ごく浅い, 北緯:36.3, 東経:137.6

【岐阜県飛騨地方】
2020/05/30 18:42頃, 震度1, M3.1, 深さ10km, 北緯:36.3, 東経:137.6

【長野県中部】
2020/05/30 18:21頃, 震度1, M2.6, 深さ10km, 北緯:36.2, 東経:137.7

【奄美大島近海】
2020/05/30 12:43頃, 震度1, M3.1, 深さ40km, 北緯:28.2, 東経:129.5

【瀬戸内海中部】
2020/05/30 05:51頃, 震度1, M2.8, 深さ20km, 北緯:34.4, 東経:133.2

【岐阜県飛騨地方】
2020/05/30 05:39頃, 震度2, M2.8, 深さ10km, 北緯:36.3, 東経:137.6

【長野県中部】
2020/05/30 01:16頃, 震度1, M2.9, 深さ10km, 北緯:36.2, 東経:137.7

【長野県中部】
2020/05/29 22:04頃, 震度1, M2.5, 深さ10km, 北緯:36.2, 東経:137.6

【岐阜県飛騨地方】
2020/05/29 20:29頃, 震度1, M2.8, 深さ10km, 北緯:36.3, 東経:137.6

【長野県中部】
2020/05/29 19:59頃, 震度1, M3.1, ごく浅い, 北緯:36.2, 東経:137.7

【長野県中部】
2020/05/29 19:46頃, 震度2, M3.8, ごく浅い, 北緯:36.2, 東経:137.7

【岐阜県飛騨地方】
2020/05/29 19:30頃, 震度1, M2.6, 深さ10km, 北緯:36.3, 東経:137.6

【長野県中部】
2020/05/29 19:19頃, 震度1, M2.4, ごく浅い, 北緯:36.3, 東経:137.7

【岐阜県飛騨地方】
2020/05/29 19:14頃, 震度1, M2.3, 深さ10km, 北緯:36.3, 東経:137.6

【岐阜県飛騨地方】
2020/05/29 19:09頃, 震度1, M2.9, ごく浅い, 北緯:36.3, 東経:137.6

【岐阜県飛騨地方】
2020/05/29 19:05頃, 震度4, M5.2, 深さ10km, 北緯:36.3, 東経:137.6

【千葉県東方沖】
2020/05/29 09:46頃, 震度2, M3.8, 深さ50km, 北緯:35.4, 東経:140.4

【十勝地方中部】
2020/05/29 08:43頃, 震度1, M4.4, 深さ100km, 北緯:43.1, 東経:143.3

【兵庫県南東部】
2020/05/29 08:37頃, 震度1, M3.0, 深さ20km, 北緯:34.7, 東経:135.0

【三重県南部】
2020/05/29 06:24頃, 震度2, M3.4, 深さ40km, 北緯:33.9, 東経:136.0

【宮城県沖】
2020/05/29 02:46頃, 震度2, M3.9, 深さ50km, 北緯:38.6, 東経:141.9

【京都府南部】
2020/05/29 01:06頃, 震度1, M1.9, ごく浅い, 北緯:35.0, 東経:135.6

 

岐阜県飛騨地方および長野県中部では再び地震が連続して発生しています。長野と岐阜の県境では4月後半から地震が多発しており、いまだに終息には至らないようです。このあたりは活火山も多いため、継続的な警戒が必要です。

そして気になるのは京都・三重・兵庫・瀬戸内海中部で発生している地震です。中央構造線の北側に沿って発生していますが、三重県南部のものは南海トラフ巨大地震の想定震源域内で、南海トラフの海底でプレート境界がゆっくり動く「スロースリップ」が実際に初観測された領域の東端付近となります。
(2020年1月、東京大学と海上保安庁の研究グループによる観測)

 

スロースリップ自体は長期間にわたって極めてゆっくりと動くため観測が難しいのですが、東日本大震災が発生する直前にも発生自体は確認されていたため、今後の津波を伴う地震のメカニズム解明や防災対策への活用が期待されています。

 

南海トラフ巨大地震に関しては、確度の高い予測は困難との判断が下されていることはご存知の通りで、近年、警戒警報の発令は凍結され、代わりに震源域で異常な現象を観測した場合に「臨時」の情報が発表されることになっています。

 

難しいのは、この臨時情報が出た際に、私たち個人レベルではどう対応すべきかという点。実際に起きてしまった場合の想定被害は過去類を見ない甚大なものになる試算がなされていますが、逆に臨時情報が出たとしても何も起きないことも考えられます。

 

2000年代に入り、環太平洋火山帯全体で活動が活発化している状況とも考えられます。
この規模での地殻活動となると、日本でもいつどこで大きな地震や噴火がほとんど前兆無しで発生するか判りませんが、それはこれまでも繰り返されてきたことです。

 

基本的に環太平洋火山帯では日々大きな地震が起きるものです。地球上で発生する地震の約90%はここで起きています。出来るかぎり(可能な範囲で構いません)の備えをした上であれば、必要以上に怖がったり不安に感じることはありません。備えておきましょう。

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