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【海外・国内】チリでM6.7の地震、1/18には千葉県北東部でM5.3・震度3(2019/01/20)

2019/01/20にチリでM6.7の地震がありましたが、国内はここ数日は概ね静穏でしょうか。 目立って感じたのは1/18千葉県北東部のM5.3。震度は3でしたがマグニチュードは5を超えました。この震源付近での過去10年の震度3以上を見てみると年に数回、M4〜5クラスの地震が起きています。 ただし震度1以上でみればさらに多く、体感しない地震に関しては無数に起きているのが日本列島を含む環太平洋火山帯。中央構造線などの大規模活断層沿いでは日々活発に地震が発生しているので特に不安を感じる必要はありませんが、常に備えはしておきましょう。 編集部スタッフは冬は特に「キャンプ」を強化しています。寒い時期の被災を想定して、電気・ガス・水道が止まった場合の生活を想定しています。 近年では阪神淡路大震災は1月、東日本大震災は3月。歴史を遡れば、被害の大きかった地震で寒い時期に起きたものには次のようなものがありました。 1946年12月21日:昭和南海地震 1945年01月13日:三河地震 1933年03月03日:昭和三陸地震 1927年03月07日:北丹後地震 真夏の大地震も問題ですが、真冬の大地震も備えや対応ノウハウが無い場合、生活に大きな支障を生じる可能性もあります。 キャンプ経験の無い方も多いかと思いますが、機会があればぜひ体験してみてください。キャンプ場によっては道具類を一通りレンタルすることも可能です。

【海外地震】インドネシアのモルッカ海でM7.0の大地震(2019/01/07)

2019年1月7日の2時27分頃、インドネシアのモルッカ海でM7.0の大きな地震がありました(USGS公開値ではM6.6)。 インドネシアでは昨年末の12/22にスンダ海峡のクラカタウ火山が海底を含む噴火、これによる津波が周辺地域を襲い大きな被害が出ました。また、昨年9/28にはインドネシア中部のスラウェシ島でもM7.5の大地震と津波が発生し、特定できた死者は2100人以上・行方不明は1300人位上で、一説には行方不明者は5000人を超えたと言われる被害が出ています。 このスラウェシ島での地震においては、「津波が来るのは引き潮の後」という認識のもと、第1波が約30cmと小規模だったことから「津波は来ない」と考える人たちが海岸に多くおり避難する人が少なかったため、第2波で津波に飲まれた方々が300人近く出てしまいました。 インドネシアではこれまでも度々、大地震や噴火・津波による大きな被害を繰り返し受けてきましたが、現在、同国政府は日本の支援を受けて復興計画を策定しているとのこと。2011年の日本での東日本大震災の復興ノウハウを活かすものとなるそうです。 また東南アジアという範囲で見ると、年末の12/29にフィリピンのミンダナオ島近海でM7.2という大地震が起きています。フィリピン海プレートに沿って、東南アジア〜南西太平洋(フィジー・トンガ・ニューカレドニア等)にかけては、連日のようにM5クラスの地震が発生しています。 日本でも体に感じない大きさの地震は北海道〜九州沖縄にかけてほぼ毎日起きていますので、いつ大地震が起きても「備え」はあるようにしておきましょう。2019年以降も「防災から備災・減災」という考え方が重要です。

【海外地震】フィリピンのミンダナオ島の近海でM7.2の地震(2018/12/29)

12/29の日本時間00:39ごろ、フィリピンのミンダナオ島の近海でM7.2の地震が発生しました。日本への津波の影響などは無いとのことですが、現地での被害状況が気になりますね。 報道各社のニュースリンクは次のとおりです。 フィリピン南部沖合でM7.0の地震、津波に警戒 https://www.cnn.co.jp/world/35130795.html フィリピン付近でM7.2の地震 日本では津波被害の心配なし https://weathernews.jp/s/topics/201812/290075/ フィリピン南部で地震 “津波のおそれなし” https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181229/k10011763381000.html 〔海外地震〕フィリピン・ミンダナオ島南東沖付近でM7.0・注意呼びかけを解除(12/29) https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181229-00000012-rescuenow-int フィリピン南部沖合でM7.0の地震、津波に警戒 http://news.livedoor.com/article/detail/15808826/ 今月は12/2〜12/3にかけて南西太平洋・オーストラリアの東側では大きめの地震が相次ぎ、12/5にはほぼ同じエリアにあるニューカレドニアで最大M7.5を観測する大きめの地震が発生、その後もM5クラスの地震が群発地震とも考えられるレベルで連続して発生していました。 12/22にはインドネシアのクラカタウ火山が海底と地上で噴火し、大きな被害が出た後のフィリピンでのM7.2です。まさに、環太平洋火山帯における「震源は時計回り説」を裏付けるような動きとなっています。 日本でもかつての阪神淡路大震災は厳冬期である1月、東日本大震災はまだ寒さのある3月です。寒い時期の大震災では電気・ガスが止まった場合、文字通りの死活問題に直結します。 いわゆる「焚き火」は、国内では基本的に法律で禁止されていますが、災害時の緊急対応の場合は許容されます。過去の大震災でもドラム缶を使った焚き火で、多くの方々が暖を取ったという話しが残っています。 とは言え、焚き火は火の粉が発生するため、場合によっては火災の原因になることもあります。石油ストーブやカセットガスストーブなどを緊急時の暖房手段として備えておくと良いかもしれません。 それぞれについて、ITOITO-STYLEのwebサイトでも記事をご紹介していますので、ぜひご覧ください。 【寒い冬に被災した場合や冬キャンプに役立つ「石油ストーブ」】 https://itoito.style/article/2735 【防災用品としてもおすすめの「カセットガス・ストーブ」を備えよう!】 https://itoito.style/article/4199

【全国】クラカタウ火山噴火後、国内地震は直線上に活発化(2018/12/23〜12/27)

2018/12/22に津波を引き起こしたインドネシアのクラカタウ火山は、現在も噴石を飛散させ噴煙も継続し活発に活動中で、噴火警戒レベルを12/27に上から2番目のレベルにまで引き上げられました。 現在までに判明している死者数は430人、行方不明者は159名と大きな被害が出ています。 インドネシアの防災機関は噴火前に地震は発生しなかったと発表していましたが、噴火直前(約8分前)にドイツでM5.1の低周波地震が観測されたとのこと。 低周波地震については、日本ではプレート境界面における「スロースリップ(ゆっくり滑り)」として観測されることが多く、ここ数年、東海地方〜四国〜九州東部の南海トラフで継続的に発生していることが判っています。 また、クラカタウ噴火後の12/24にはイタリアのシチリア島にある欧州最大の活火山「エトナ山」も噴火し、M3.3の地震が発生。 エトナ山では直近1カ月の間に徐々に活動が活発化していたとのこと。12/26にはエトナ山のふもとでM4.8の地震が発生、怪我人と建物被害が発生しカターニア空港も閉鎖となっています。 そして、ここ5日間ほどの国内地震を確認していますが、震度は1〜2と小さいものの、震源をプロットすると直線上に活発化しているようです。北海道は含めていませんが、北から南まで全国的です。 体感しない規模の地震は毎日発生していますので(備えていれば)特段に不安に感じる必要はありませんが、あまり見ないパターンに思います。海外での地震や噴火を見ても、やはり世界規模で地殻の動きが活発化しているということでしょう。

【全国】クラカタウ火山噴火後の国内地震の動き(2018/12/22〜12/25)

2018/12/22に発生したインドネシアのクラカタウ火山噴火による津波被害が拡大していますが、直後からの日本国内での地震発生パターンも従来の何となく見慣れた(?)ものから少々変化している気がします。 ここ3日間で南海トラフ巨大地震の想定震源域では震度2が結構出ています。(もっとも安易にパターン化できるものでもありませんが) 体感できない規模の地震で強震モニタ等で確認できるものを考慮するとより多いのですが、目立ったところで見ると、12/23の山梨県西部の震度2を起点として、震源が西方向へ伝搬しているように見える動きがあります。 クラカタウ火山の噴火と津波ですでに死者は420名を越えたという報道がありますが、発生した津波の原因はクラカタウ火山の「山体崩壊」が原因であると見られています。1883年の巨大噴火でも島の殆どが消滅するほどの山体崩壊を起こし、最大40mの津波が発生・36,000人以上が死亡したとされます。 日本国内でも、1741年に北海道松前町の渡島大島が噴火による山体崩壊を起こし津波で1,500人が死亡。1792年には長崎県島原市の眉山が火山性地震で山体崩壊、天草を大津波が襲い15,000人が死亡しています。 今後の発生が予想される南海トラフ巨大地震では、想定される死者・行方不明者数は32万人以上。これは実に、東日本大震災の17倍、阪神淡路大震災の50倍です。 2004年のインドネシア・スマトラ沖地震(M9.1)における死者・行方不明者数が28万3000人でしたが、それを上回る人的被害が想定されます。 この規模になるともはや人間の想像力の範囲を大きく越えてくるわけですが、生き残れた後は「行く抜いていく」ことが喫緊の課題となってきます。何をどこまで備えれば十分であるかについては判らないことも多いですが、一人のチカラではどうにもならなくとも、備えていた人たちが協力し合えばより可能性は大きくなるはずです。 まずは、意識のある人たち一人ひとりが備えることが重要となるでしょう。

【海外火山噴火】インドネシア・クラカタウ火山が噴火(2018/12/22)

2018/12/22の21時過ぎ、インドネシアのジャワ島とスマトラ島の間、スンダ海峡にある「クラカタウ火山」が海底噴火および大規模噴火を起こし、高潮と地滑りによって津波が発生しました(航空路火山灰情報センター (VAAC) 発表)。 これにより、ジャワ島西部のアニェール付近でも津波被害を受け、少なくとも死者60名・負傷者・行方不明者は合わせて580名以上になっているようです。 今回の大規模噴火では、噴煙は高度1万6千メートルまで達しています。クラカタウ火山は、1680年と1883年にも大噴火を起こし、特に1883年の大噴火では3万6000人以上の犠牲者を出しています。 またインドネシアで最近記憶に新しいのは、2004/12/26のスマトラ沖地震(マグニチュード9.1)と今年9/28に発生したスラウェシ島地震(マグニチュード7.5)です。 スマトラ沖地震では死者・行方不明者は合計で22万人を越えました。地震が発生した時期は年末やクリスマス休暇のシーズンだったため、犠牲者には日本や欧米諸国などからの観光客も多数含まれることになりました。 スマトラ沖地震地震では、インドネシア国家防災庁が発表した被害規模は、死者数2081人、特定できた行方不明者1309人。一部報道では行方不明者は5千人越えとの話も。それから3ヶ月後の噴火・津波被害となっています。 環太平洋火山帯の中でもインドネシア周辺は火山活動と地殻活動が活発で、ほぼ連日マグニチュード4以上の規模の地震が発生しています。「震源時計回り説」から考えて、今後日本列島周辺でも大きめの地震もしくは火山活動の活発化に繋がる可能性もあります。 なお環太平洋火山帯の範囲においては、クラカタウ火山噴火の前日にカムチャツカ半島付近でマグニチュード7.3の地震が発生しています。このあたりからアラスカにかけても、頻度は高くないものの大きな地震が発生する領域となっています。

【海外地震】京大防災研発表「2017年メキシコ沖巨大地震がプレート全体を破壊」

2018/11/20付で京都大学防災研究所を含む国際研究チームから少し気になる発表が出ました。 「2017年メキシコ沖巨大地震がプレート全体を破壊したことを解明」 http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/research_results/2018/181001_3.html 本記事は、京都大学防災研究所を含む国際研究チームによる発表資料を参考に、ITOITO-STYLE編集部で独自に構成したものです。ここで中米の太平洋側を震源とする過去の地震で「M7.0を超えるもの」をいくつかピックアップしてみます。 2018年02月17日 08時40分頃, メキシコ、オアハカ州, M7.2 2017年09月20日 03時14分頃, メキシコ中部, M7.1 2017年09月08日 13時49分頃, メキシコ、チアパス州沖, M8.2 2016年11月25日 03時44分頃, 中央アメリカ沖, M7.2 2014年10月14日 12時52分頃, 中央アメリカ沖, M7.4 2014年07月07日 20時24分頃, メキシコ、チアパス州沿岸, M7.1 2014年04月18日 23時27分頃, メキシコ、ゲレロ州, M7.2 2012年11月08日 01時36分頃, メキシコ、チアパス州沿岸,...

【海外地震】ギリシャで連続M5〜6クラス(最大M6.8)(2018/10/28)

2018年10月26日は、北海道の根室沖、国後島付近で震度3の地震が発生しました。このあたりの震源は、だいたい年に3〜4回程度揺れてますが、根室沖は今後30年内のM9クラスの巨大地震の発生が懸念されている領域の1つ。 またギリシャでもM5〜6級(最大M6.8)の大きめの地震が連続しています。震源はジブリ映画「紅の豚」の舞台となった街のあるアドリア海の北側、イオニア海。 ユーラシアプレート・アフリカプレート・エーゲ海プレートの3つのプレートが接する場所に近く、沈降帯と収束境界の接続地点のように見えます。 平均の深さは概ね10km。現地では停電や崖崩れ、建物被害なども発生、約20cm程度の海面変動も観測されているとのこと。 日本や環太平洋火山帯からは遠く離れてはいますが、地殻の動きは地球規模で見る必要があります。 近年、日本ではこれまで地震が無かった場所や断層付近で突然の大地震が発生していたり、環太平洋火山帯の活発化やフランスやドイツ、オーストリアなど従来地震がほとんど無かった場所でも地震が発生していることを考えると、地球規模で地殻の動きが活発化しているとも考えられます。 東日本大震災以降、日本列島では火山活動や地震活動が活発化したという話しを目にしますが、より大きな視点で考えた場合、地球規模で地殻の動きが活発化しているため、日本でも大きな地震が頻発するようになったとも言えるのではないでしょうか。

【海外地震】カナダのバンクーバー島でM6.8の地震(2018/10/22)

日本時間の2018/10/22 15:16頃、カナダのバンクーバー島の南西でM6.8の地震が発生しました。日本への津波の影響は無いとのこと。 同地点では14:39頃からM6級の地震が合計3回、M4.9が1回発生しています。先週はニューカレドニアでもM6級の地震が連続発生しました。 また10/21の18時半頃、口永良部島で小規模な噴火が発生しています。3年ぶり・噴火警戒レベル3(入山規制)が継続しています。口永良部島は8/15にも噴火警報(噴火警戒レベル4、避難準備)が発表されていました。 同日、パプアニューギニアではM5.0の地震が発生しており、更に遡ること10/16にはニューカレドニアでM5〜M6級の大規模地震が連続して発生しています。 これらはいずれも環太平洋火山帯における活動です。図解するとこのような状況になります。環太平洋火山帯では基本的に毎日どこかで大きな地震が起きています。 この範囲のどこかで大地震が起きたからと言って、それが日本での巨大地震の前兆と言える科学的な根拠はありませんので、慌てず焦らず「備災」を心がけましょう。 秋の行楽シーズンでもありますので「電気ガス水道の無い環境で食事を作る」体験もオススメです。そう、キャンプですね。未体験のかたはぜひ!

【海外地震】インド洋でのプレート境界付近でM5クラスの地震頻発(2018/10/01)

2018/10/01の気になる地震としては、インド洋で3つのプレートがぶつかり合うプレート境界付近でM5クラスの地震が複数回発生している点です。 特にインド・オーストラリアプレートはそのまま太平洋プレートと接続しフィリピン海プレートにも影響を及ぼします。フィジーやインドネシアともつながっています。 インドネシアで大きな被害を出した地震・津波の一因として、プレート境界でつながっているフィジー近辺で繰り返し起きていた大きな地震も含まれるのではないか、とニュース報道を観ていて思いました。 日本国内でも、北海道の胆振地方での余震がなかなか収まらないという状況を考えると、環太平洋火山帯つながりとしては、やはり他人事ではなく粛々と備える以外の方法はありません。