2019/06/29:マリアナ海溝沿いでM6.5の地震
2019/06/29はマリアナ諸島・マリアナ海溝沿いでM6.5の地震がありました。深さ460kmという深発地震です。
このあたりで起こる有感地震は概ね数年おきという印象がありますが、今年はすでに2度め。
また注目したのは高知・土佐湾でのM3.4。
最大震度1と小規模ですが土佐湾を含む高知沖での地震は多くありません。
土佐湾を震源とする有感地震は、2010年あたりは複数回起きていましたが、以降は1〜2年おきに年間1〜2回程度。2018年はゼロだったようです。
高知沖を含む九州東端〜徳島沖にかけては南海トラフの陸側における固着域の強い部分が広範囲に存在し、土佐湾はその固着域内にあります。
今年は日向灘や豊後水道あたりでの地震も頻発していましたので、今後このあたりの地震が増えていくかどうかは継続的に注視していきたいところです。
東日本大震災の時は前兆的な群発地震が三陸沖あたりで発生していましたが、地震が頻発したからといってそれがすべて巨大地震につながるパターンや確証はありません。
逆に熊本地震や北海道胆振東部地震のような内陸型の場合は前兆がほとんど無い場合も多いもの。
今後大きな地震が来てもその時になって慌てないように、事前に備えだけはしておきましょう。
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