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【千葉】千葉県南東沖でM4.5とM3.7の地震(2019/06/20)
2019/06/20は千葉県南東沖でM4.5とM3.7の地震がありました。最大震度は2と小規模ですが5:09の地震は相模トラフで起きています。
千葉県南東沖では近年スロースリップ現象が確認されており、また房総沖にはこれまで存在が知られていなかった長大な2つの活断層が存在することが2012年ごろに判明。
房総半島南端から南東に百数十キロ以上離れた太平洋の海底に、それぞれ160kmと300kmという巨大な活断層が発見されています。
これら2つが同時かつ断層全体が動いが場合、M8〜9クラスの巨大地震が発生することが想定されており、発生した津波が東北〜関東〜東海一帯に影響を与える可能性があります。
この房総沖の巨大活断層は太平洋プレートとフィリピン海プレートの境界付近にあると見られ、フィリピン海プレートはご存知の通り南海トラフに接しています。連動することも考えられるでしょう。
ここ数日は各地で大きな地震が続いており、特にこのあたりは「太平洋プレート」「北米プレート」「フィリピン海プレート」の3つのプレートが重なり合う特殊な場所でもあるので、万が一への備えを怠り無く。
【国内】日本全国で相次ぐM4クラスの地震(2019/6/9〜6/11)
2019/6/9〜6/11にかけて、日本全国でM4クラスの地震が相次いでいます。
2019/6/1から数えるとM4クラスは合計13回。それ以下の有感地震も全国で多く発生しています。
M4以上の地震が相次ぐのはちょっと珍しい印象はあり、6/1からのものを列挙すると下記の通りです。
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2019/06/11 10:59, 千葉県北西部, 震度2, M4.2, 深さ60km
2019/06/11 10:21, 宮城県沖, 震度3, M4.4, 深さ60km
2019/06/11 02:19, 北海道東方沖, 震度2, M4.6, 深さ40km
2019/06/11 00:25, 静岡県中部, 震度2, M4.0, 深さ30km
2019/06/10 22:12, 宮城県沖, 震度2,...
【千葉・茨城】茨城県南部で最大震度3・M4.0の地震(2019/06/08)
2019/6/8は茨城県南部で最大震度3・M4.0の地震がありました。
6/7に茨城県沖でM3.9、6/6にも茨城県南部でM3.8が起きており、5月下旬あたりから茨城・千葉あたりでのM3以上の規模の有感地震が続発しています。
6/8の震源域は中央構造線と柏崎・千葉構造線が交差する領域に近く、5月下旬〜6月頭の千葉での地震は同構造線の東端に近い位置です。
6/7の茨城沖での地震は、中央構造線が太平洋へ抜けるあたりに合致します。
特に茨城県沖・茨城県南部ともに地震の頻発地帯ではあるので、ある意味で「いつもどおり」の地震が起きているだけとは思いますし群発地震とも言えませんが、これがより大きな地震につながる可能性はゼロではありません。今後の情報に注意しつつ「備え」のご確認を。
『備えた上で何も起きない』ことが何よりです。
ちょうど週末ということもあり、編集部スタッフも備蓄品の消費期限チェックとローテーション消費したぶんの補充をおこないました。
【茨城】茨城県南部で最大震度3・M3.8の地震(2019/06/06)
2019/6/6は茨城県南部で最大震度3・M3.8の地震がありました。ちょうど中央構造線に沿った位置が震源です。
5月下旬あたりから中央構造線と相模トラフに挟まれた領域での有感地震が目立ちます。
5/25には千葉県南部で最大震度5弱・M5.1が起きたばかりです。
茨城県南部は例年、地震は多い震源エリアではあります。
近年の地震で特に最大震度5弱以上のものを見てみると次のようになります。
2016/05/16 21:23, 茨城県南部, 震度5弱, M5.5
2014/09/16 12:28, 茨城県南部, 震度5弱, M5.6
2013/11/10 07:37, 茨城県南部, 震度5弱, M5.5
2011/07/15 21:01, 茨城県南部, 震度5弱, M5.5
2011/04/02 16:56, 茨城県南部, 震度5弱, M5.0
2011/03/24 08:56, 茨城県南部, 震度5弱,...
【東京・千葉】東京湾でM3.4、関東大震災震源域で複数の地震(2019/06/02)
2019年5月下旬から関東地方を中心に有感地震が複数起きていますが、6/2の千葉県寄りの東京湾で発生した小規模な地震は震源としては半年ぶり、かつての関東大震災(1923)と元禄関東地震(1703)の震源域に重なります。
相模トラフ付近で派生する地震の発生間隔については複数の説があり、元禄型は相模トラフ沿いの相模湾から外房を震源域として再来間隔は1000〜1500年というものと、200-300年程度の可能性もあり得るとの説もあります。
政府の地震調査委員会による今後30年内の長期評価においては、M7.9〜8.6の地震は
①関東大震災(大正型関東地震)については2014年の時点でほぼ5%以下
②元禄型関東地震(元禄関東地震)については2014年の時点でほぼ0%
となっています。
しかし、熊本地震・大阪府北部地震・北海道胆振東部地震なども発生確率がほぼ0%となっている断層帯付近で発生しているため、警戒は必要でしょう。
【千葉】千葉県北東部で最大震度4、M4.7の地震(2019/06/01)
2019/06/01の07:58頃、千葉県北東部で最大震度4、M4.7の地震がありました。
この震源で起きる地震は比較的に中規模なものが多いようで、近年の最大震度4以上かつM5以上のものを見てみると次のようになります。
2018/10/12 13:15, 千葉県北東部, 震度4, M5.3
2016/10/20 11:49, 千葉県北東部, 震度4, M5.3
2012/10/12 13:57, 千葉県北東部, 震度4, M5.0
2012/09/14 02:22, 千葉県北東部, 震度4, M5.1
2012/04/29 19:28, 千葉県北東部, 震度5弱, M5.8
2011/05/22 07:06, 千葉県北東部, 震度4,...
【千葉】千葉県南部で最大震度5弱、M5.1の地震(2019/05/25)
2019/05/25の15:20頃、千葉県南部を震源とする最大震度5弱、M5.1の地震が発生しました。
千葉県南部では昨年あたりから震度4以上が複数回起きています。
近年の大きめのものをピックアップすると、
2019/05/25 15:20, 千葉県南部, 震度5弱, M5.1
2018/06/26 19:46, 千葉県南部, 震度4, M4.4
2018/06/16 11:09, 千葉県南部, 震度4, M4.5
2011/12/03 05:55, 千葉県南部, 震度4, M5.2
2009/02/17 04:54, 千葉県南部, 震度4, M4.6
となっています。
また、5/24〜5/25にかけて本州ではM3以上の地震が相次いでおり、5/24には埼玉県北部で最大震度3、M4.2がありました。
埼玉県北部は中央構造線に近い震源ですが、頻度は高くありません。
しかし近年で見ると2015年5月には最大震度5弱, M5.5という大きめの地震が起きています。
2019/05/24 12:40, 埼玉県北部,...
【国内】全国的に活発化する地震と火山(2019/05/18〜05/20)
2019/05/18〜05/20にかけて、日本国内全域で地震と火山が活発なようです。
5/18には宮城県でM4.6、5/19に日向灘でM3.9と4.0、5/20に千葉県南東沖でM3.9。
火山に関しても福島県と山形県の両県にまたがる吾妻山が5/9に噴火警戒レベルを火口周辺規制の「2」に引き上げられた後、関東の草津白根山・箱根山が活発化しています。
吾妻山のほうはその後、火山性地震は一応の収束傾向のようですが、草津白根山(群馬県)では、5/15より白根山の湯釜付近を震源とする火山性地震が増加。
湯釜付近では、昨年10月から浅い場所の膨張を示す地盤の変化が継続しています。
箱根山(神奈川県)についても火山性地震が増加・火山活動の高まりのため噴火警戒レベルが火口周辺規制を示す「2」に引き上げられました。
図には載せていませんが、M2〜3クラスの地震も複数発生しています。
共同通信社が5/19 18:47に配信したニュースで、林能成関西大教授(地震学)が行ったアンケートによれば日本の地震学者が『南海トラフ巨大地震について、事前に発生する時や場所、規模を正確に言い当てる直前予知を100回試みても99回程度は失敗する』と考えていることが判ったそうです。
少し大きな地震が起きたりすると、世間では「いついつまでに大地震が起きる」というウワサ話が流れますが、現実問題として地震の予知は難しいのです。
いつ起きるかを気にするよりも、起きた時・起きた後に何ができる状態であるかを考えて、備えを進めておきましょう。
【千葉】千葉県東方沖で震度3、M4.2の地震(2019/03/17)
2019/03/17の06:07頃に千葉県東方沖を震源とする最大震度3・M4.2の地震がありました。このあたりは地震が頻発している領域です。
「千葉県東方沖地震」として過去の大きなものは、
・1987/12/17に最大震度5・M6.7、
・2012/3/14には震度5強・M6.1(東日本大震災の翌年)
が発生しましたが、発生様式はいずれも異なります。
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■1987/12/17:M6.7(最大震度5)死者2名、負傷者144名
九十九里浜付近が震央で、フィリピン海プレート内部の右横ずれ断層型地震
■2012/03/14:M6.1(最大震度5強)死者1名、負傷者1名
銚子市沖が震央で、陸側の北米プレート内部の正断層型地震
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千葉県東方沖では、フィリピン海プレートと北米プレートの境界部でスロースリップ現象も確認されており、確認時期は
「1983年→1990年→1996年→2002年→2007年→2011年→2014年」
と、およそ平均5年間隔で発生すると見られています。
今年2019年は前回からちょうど5年です。
また、房総半島沖でフィリピン海プレート・北米プレート・太平洋プレートが接する境界では、2つの大きな大活断層が存在することが2012年に広島大や名古屋大、海洋研究開発機構などの研究グループによる調査で判明しており、これまでノーマークで未調査の活断層ということです。
長さはそれぞれ160kmと300km。この2つの断層の全体が一度に動くと、M8〜9の巨大地震を引き起こす可能性があると言われています。
【海外・国内】チリでM6.7の地震、1/18には千葉県北東部でM5.3・震度3(2019/01/20)
2019/01/20にチリでM6.7の地震がありましたが、国内はここ数日は概ね静穏でしょうか。
目立って感じたのは1/18千葉県北東部のM5.3。震度は3でしたがマグニチュードは5を超えました。この震源付近での過去10年の震度3以上を見てみると年に数回、M4〜5クラスの地震が起きています。
ただし震度1以上でみればさらに多く、体感しない地震に関しては無数に起きているのが日本列島を含む環太平洋火山帯。中央構造線などの大規模活断層沿いでは日々活発に地震が発生しているので特に不安を感じる必要はありませんが、常に備えはしておきましょう。
編集部スタッフは冬は特に「キャンプ」を強化しています。寒い時期の被災を想定して、電気・ガス・水道が止まった場合の生活を想定しています。
近年では阪神淡路大震災は1月、東日本大震災は3月。歴史を遡れば、被害の大きかった地震で寒い時期に起きたものには次のようなものがありました。
1946年12月21日:昭和南海地震
1945年01月13日:三河地震
1933年03月03日:昭和三陸地震
1927年03月07日:北丹後地震
真夏の大地震も問題ですが、真冬の大地震も備えや対応ノウハウが無い場合、生活に大きな支障を生じる可能性もあります。
キャンプ経験の無い方も多いかと思いますが、機会があればぜひ体験してみてください。キャンプ場によっては道具類を一通りレンタルすることも可能です。