2022/10/19:三陸沖でM5.1、新潟中越でM3.8、京都南部で3連続の小規模地震
2022/10/19は三陸沖でM5.1、新潟中越でM3.8、京都南部で3連続の小規模地震が発生。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(記事公開時点までの最新順)
発生日時 | 震源 | 震度 | 規模 | 深さ | 北緯, 東経 |
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2022/10/19 15:34頃 | 京都府南部 | 1 | M2.3 | 約10km | 35.0, 135.7 |
2022/10/19 14:55頃 | 三陸沖 | 2 | M5.1 | 約10km | 39.6, 144.1 |
2022/10/19 11:03頃 | 京都府南部 | 3 | M3.3 | 約10km | 35.0, 135.7 |
2022/10/19 11:00頃 | 京都府南部 | 2 | M3.3 | 約10km | 35.0, 135.7 |
2022/10/19 03:35頃 | 新潟県中越地方 | 2 | M3.8 | 約10km | 37.5, 139.2 |
注目は三陸沖。三陸沖と言えば東日本大震災を引き起こしたM9.0の巨大地震「東北地方太平洋沖地震」震源が思い浮かびますが、今回の震源域は当時の場所よりもかなり北側となっています。
あの地震では北海道〜房総沖にかけて存在する日本海溝沿い、太平洋プレートが北米プレートの下に沈み込む部分で発生しましたが、この時に動いたのは宮城沖〜福島沖のみ。
その他の部分が「動き残り・割れ残り」となっている可能性は十分残っており、東北〜関東の日本海溝沿いでは今後30年内に、M7級の大地震の発生確率がかなり高いと予測されています。
(当該報道は2019年2月26日に政府の地震調査委員会によって公表されています)
東日本大震災は1000年に1度と言われましたが、確かにM9クラスの巨大地震はとうぶん発生しないと考えられています。しかし、M7〜8クラスのものは今後も複数の発生が予想されています。そして実際に2021/05/01に宮城沖でM6.8、2021/02/13に福島県沖でM7.3、2021/03/20には宮城県沖でM6.9の大きな地震が発生しました。
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とは言いますが、何も無い平常な状態が続くとかつての震災の記憶も薄れ、備えもおざなりになりがちです。
環太平洋火山帯の範囲で見た場合はM4〜5クラスの地震が高い頻度で起きても、ある意味では「いつもどおり」とも言えますので必要以上に不安に感じる必要はありませんが、備えはしっかりと。
また月に1度は、備災・防災用品や備蓄品の使いかた・消費期限や入れ替え期限などを確認してみてください。
この日、他に発生した有感地震(主に記事公開後)
あああああ