2024/01/03:石川能登周辺の広範囲で続く余震、千葉北西部でもM3.2の有感地震
2024/01/03は石川能登周辺の広範囲で続く余震、千葉北西部でもM3.2の有感地震が発生。
通常、すべての地震情報を時系列で列挙しておりますが、本日だけで100回を超えるため割愛します。
ここで「令和6年能登半島地震」に関して1/1の発災時からの地震の発生傾向をグラフで見てみます。
2024年1月2日〜2024年1月3日にかけて起きている最大震度5強の地震は、M4.6 → 5.0 → 5.5と規模(マグニチュード)は増加しています。
1時間あたりの有感地震の発生回数を見る限りは一応の減少傾向が見られるため、収束には向かっていきそうです。しかし、今後数日以内に再び最大震度7クラスの地震が発生する可能性も残ることから、まだ余談を許さない状況となっています。
被災地の中でも特に能登半島先端の珠洲市では住宅の全壊が1千棟と壊滅的な被害となっていますが、被害が大きかった要因の1つに住宅や建物の耐震改修が追いついていなかった可能性が挙げられます。報道される映像を見ていても、瓦屋根などの住宅の倒壊が目立っている印象を受けました。
珠洲市建設課が公開している平成31年の資料では、平成30年度末時点で住宅は51%しか耐震化が進んでいなかったようです(多数の者が利用する建築物の耐震化率は86%)
参考資料:珠洲市耐震改修促進計画 平成31年3月
https://www.city.suzu.lg.jp/uploaded/attachment/2024.pdf
被災地では避難所が開設されてますが、震度6強を観測した珠洲市で避難所になっている小学校では収容可能人数が約290人にも関わらず700人が集まり、避難者であふれかえっている状況となっています。
水・食料・毛布・暖を取るための道具などの物資も不足、路上に停めた車での車中泊をされる避難者も出ており、過去の震災でも繰り返された状況がここでも発生してます。
他の地域のかたがたにとっても「対岸の火事」ではありません。今後、首都直下地震や南海トラフ巨大地震などが発生する想定となっており、実際に発生した場合の死傷者数や建物の倒壊被害は今回の大地震とは桁違いのものとなります。
どこまで備えられるか、発災時に備えを使える余地はあるか。その時の状況次第という点はありますが、可能な限り備える必要があることに変わりはありません。
この日、他に発生した有感地震(主に記事公開後)
あああああ