トップ 2分で読む 八丈島東方沖でM5.8と異常震域、福島沖・日向灘・島根・トカラでも小規模な地震(2024/07/18)

八丈島東方沖でM5.8と異常震域、福島沖・日向灘・島根・トカラでも小規模な地震(2024/07/18)

2024/07/18は八丈島東方沖でM5.8と異常震域、福島沖・日向灘・島根・トカラでも小規模な地震が発生。注目は八丈島東方沖での深発地震と異常震域の同時発生です。深発地震も異常震域も稀有な現象ではなく必要以上に不安を感じる必要はありませんが、こうした地震を「備えるキッカケに」。

99

2024/07/18:八丈島東方沖でM5.8と異常震域、福島沖・日向灘・島根・トカラでも小規模な地震

2024/07/18は八丈島東方沖でM5.8と異常震域、福島沖・日向灘・島根・トカラでも小規模な地震が発生。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(記事公開時点までの最新順)

発生日時震源震度規模深さ北緯, 東経
2024/07/18 20:37頃日向灘1M3.5約30km32.7, 132.2
2024/07/18 20:07頃八丈島東方沖3M5.8約100km33.6, 140.3
2024/07/18 13:13頃島根県東部1M3.2約10km35.3, 133.2
2024/07/18 05:51頃福島県沖2M3.6約70km37.3, 141.2
2024/07/18 00:04頃トカラ列島近海2M1.9約10km29.8, 129.8

今回の注目は稍深発地震と異常震域の同時発生です。深発地震は震源の深さが深い地震ではありますが、明確な定義はされていません。おおむね深さ60kmまでの地震を浅発地震、60kmから200kmまでの地震を稍(やや)深発地震、200km以深で発生する地震を深発地震と位置づけています。

 

この深発地震が起きた際には、震源から遠く離れた場所で大きな揺れを観測する「異常震域」が発生することがあります。異常震域とは、地盤の状態やプレート構造等により震源地より遠方で震度が高くなる震度分布・現象です。

 

「異常震域」は震源の深さが深い「深発地震」で起きる傾向があるようで、海洋プレートがマントル内に沈んでスラブ(地球の地殻とマントル最上部の固い岩盤を併せた部分)となる過程で、深さが数百km付近まで沈んだところで熱や圧力により構造などが変化した時に発生すると考えられています。

深発地震も異常震域も決して稀有な現象ではないので必要以上に不安を感じる必要はありません。

 

これを機会として備災・防災用品の確認や備蓄品の消費期限のチェックと補充などをおこなっておきましょう。また、緊急時の家族の連絡手段や集合場所の選定なども。

 

イザというときにはネットやスマホが使えなくなるものです。公衆電話が自宅周辺のどこにあるのか、また公衆電話と伝言ダイヤルサービスの使い方なども把握しておくと良いでしょう。

いま備えておくべき「備災アイテム」をamazonで見る!

このサイトや記事が気に入ったらシェアしましょう!