トップ 2分で読む 千葉沖でM4.3と3.4、北海道・岐阜・鹿児島でも小規模な地震が相次ぐ(2021/3/4〜3/5)

千葉沖でM4.3と3.4、北海道・岐阜・鹿児島でも小規模な地震が相次ぐ(2021/3/4〜3/5)

2021/3/4〜3/5にかけて千葉県東方沖でM4.3と3.4、北海道浦河沖・岐阜県飛騨地方・鹿児島湾でも小規模な地震が相次ぎました。国外ではニュージーランド周辺の南太平洋でM7〜8クラスの大地震も発生。今回の日本周辺の注目は千葉県東方沖でのM4.3およびM3.4。この震源では2/28から4回の有感地震が発生しています。

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2021/3/4〜3/5:千葉沖でM4.3と3.4、北海道・岐阜・鹿児島でも小規模な地震が相次ぐ

2021/3/4〜3/5にかけて千葉県当方沖でM4.3と3.4、北海道浦河沖・岐阜県飛騨地方・鹿児島湾でも小規模な地震が相次ぎました。
また、国外ではニュージーランド周辺の南太平洋でM7〜8クラスの大地震も発生。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)

発生日時震源震度規模深さ北緯, 東経
2021/03/05 15:14頃浦河沖2M4.4約60km42.0, 142.5
2021/03/05 14:43頃千葉県東方沖1M3.4約10km35.7, 140.9
2021/03/05 05:16頃鹿児島湾2M2.5ごく浅い31.3, 130.6
2021/03/05 04:28頃南太平洋--M8.1約19km-29.6, -176.0
2021/03/05 02:41頃南太平洋--M7.4約56km-29.8, -177.2
2021/03/04 22:27頃ニュージーランド付近--M7.3約21km-37.8, -179.5
2021/03/04 16:03頃岐阜県飛騨地方2M3.1約10km36.3, 137.6
2021/03/04 11:22頃千葉県東方沖3M4.3約10km35.7, 140.9

南太平洋での3回の大地震の後、周辺ではM5〜6クラスの中規模な地震が群発化して発生しています。
今回の日本列島周辺での注目は、千葉県東方沖を震源とするM4.3およびM3.4の地震。この震源では2/28から併せて4回の有感地震が発生しています。

千葉県の房総沖は北米プレート・太平洋プレート・フィリピン海プレートの3つが接する場所があり、それぞれのプレートは動き続けています。
そして近年、房総半島南端から南東に百数十キロ以上離れた太平洋の海底にそれぞれ160kmと300kmという巨大な活断層が発見されたというニュースがありました。

 

 

これら2つが同時かつ断層全体が動いた場合、M8〜9クラスの巨大地震が発生することが想定されており、発生した津波が東北〜関東〜東海一帯に影響を与える可能性があります。
ただ、この巨大断層に関する続報的な情報が今のところ見当たらないため、今後新たな情報の登場が待たれます

 

我々一般市民としては、いつ大きな地震が起きても命さえ無事なら発災後の生活に対応するための備えを進めておくのみです。過去の震災や大規模地震を振り返ると、発災後はすぐに店頭に物資を買い求める人びとの行列ができました。しかし初動をやり過ごし日頃から備えてある場合はそうした行列に加わる必要は無く、被害が軽微であれば生活をいかに早く平常モードに戻していくかが課題になります。

 

大規模災害時代の今「地域の防災力」が問われていますが、同時に「備えている人びと」を日頃からネットワークしておき、イザというときにはお互いに足りない物資を融通したり情報交換し合えるようなコミュニティづくりも重要でしょう。

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