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【備災メシ】コンビーフ&コーン缶の炊き込みご飯

コンビーフはちょっと苦手、という人でも意外と美味しくいただけてしまう絶品炊き込みご飯。美味しく仕上げるポイントは、ビーフ100%のコンビーフを使うこと。

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コンビーフの缶詰のメーカーとパックご飯のメーカーのwebサイトにもコンビーフ缶を使ったご飯のレシピが掲載されているほど、この組み合わせは比較的人気のあるレシピです。

もっとも簡単な「コンビーフご飯」は、炊きたてのアツアツご飯に缶から出したコンビーフを直接混ぜ込むだけ。今回はひと手間かけて、クッカーで炊き込んでいきます。最後には「一粒で二度美味しい」コンビーフ炊き込みご飯の備災メシ的な新たな食べ方もご紹介。

使用する調理道具

・「山クッカー角形3の大鍋(炊き込みご飯2人前用)」
・「esbit ポケットストーブ」
・固形燃料1個

材料(2人分)

・無洗米(1合:160g)
・水(220ml:炊飯用)
・コンビーフ(1缶の半分)
・スイートコーン(1缶の半分)
・コンソメ、黒胡椒、ガーリックパウダー
・乾燥ネギ(あれば)

備災メシ』とは、アウトドア料理や山メシのレシピを参考に被災時の生活環境を意識して、基本的に生鮮食品を使わず長期間の保存・備蓄が可能な食材を主な材料として作る、極力簡単で美味しい食事のことである。

材料です。乾燥野菜類や常温保存可能な調味料を揃えておくと、備災メシ的には重宝します。

1人前の場合コンビーフとスイートコーンは1缶の半分ですが、2人前ならそれぞれ1缶使い切ります。

コンビーフとスイートコーンを混ぜ合わせます。

クッカーに米とお水を準備してコンソメ投入。小さじ山盛り1〜小さじ2くらいが目安。山クッカー角型の場合は、米以外の具材を入れるので大鍋を使います。

黒胡椒は多めが美味しいですよ。

ガーリックパウダーはお好みで。アメリカ産原料のものが百均で手に入ります。

混ぜ合わせたコンビーフとスイートコーンをクッカーに投入。

ざっくり混ぜ合わせます。炊飯時に中で撹拌されるので、ざっくりでいいです。

esbitポケットストーブと固形燃料で炊いていきます。

火が消えたら蒸らしに入りましょう。手持ちのタオルなどでクッカーを包んで。。。

保温保冷バッグにセットします。この手のバッグは百均品で十分です。

このまま10〜15分ほど蒸らせば完成。

できあがりです。実にいい香りがしますよ。

炊きあがりのまま戴いてもいいですが、彩り&薬味的に乾燥ネギを振り入れるとさらに良しです。

ご飯とコンビーフとコーンの相性の良さを改めて実感できる炊き込みご飯。糖質オフではないコンビーフを使うと「脂の旨味」がクセになる禁断の味です。

お米1合、コンビーフ&スイートコーン半缶づつで、ちょうどシェラカップ2杯程度の仕上り量。備災メシとしてももちろん美味しいですが、ワインやビールとも相性がいいので普段メシの際の酒の肴としてもオススメしたい一品。

「酒の肴」というキーワードが出たので、コンビーフ炊き込みご飯を作った際の酒宴のシメとしてぜひオススメしたい簡単メニューを。このご飯と「フリーズドライのオニオンスープ」を使った「コンビーフご飯のリゾット風」です。

作り方は簡単。コンビーフ炊き込みご飯1膳にフリーズドライのオニオンスープを載せて、沸騰したお湯を注いで混ぜるだけ。お湯が少なければ濃い目の味わいになります。

仕上げに乾燥ネギを振ってあげれば、見た目も良く風味豊かなリゾット風の一品のできあがり。アウトドア料理や山メシのレシピとしてもオススメです。

まとめ

「コンビーフ炊き込みご飯」をふだんの食事にするのであれば、炊きあがりにマヨネーズやバターを混ぜ込んで黒胡椒を多めに振り、仕上げにたっぷりの刻みレタスを加えていただくとさらに充実した美味しさ。毎日食べるわけでなければ、カロリーのことはいったん忘れましょう。

コンビーフは「牛肉の塩漬け」で、かつての大航海時代の保存食や軍需品として作られていました。元々は「ほぐし肉」ではなく、ブロック肉を塩漬けにしたものだったようです。日本国内で販売されているコンビーフは「台形の缶」で、面積が広い底面近くを付属の巻き取り式の開缶器具でクルクルと缶の側面を細く巻き取りながら開けるあの形状がポピュラーでしょう。

これは「枕缶」と呼ばれるもので底面から上面に向かって肉を詰めていくことで、製造過程で空気が缶内に残りにくくなり保存性が高くなるための形状だそうです。なお、毎年4月6日は「コンビーフの日」で、1875年にアメリカでコンビーフの台形の枕缶の特許が登録されたことを記念するものです。

長期航海中の船乗りや戦地における兵士が食べていたコンビーフ、まさに「備災」のための保存食品としてもピッタリ。ご家庭の備蓄品リストにも、いくつか加えてみてください。いざ震災となったとき、被災時の食生活を豊かにしてくれる食材の1つです。

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