トップ 庶民グルメ 【しょみグル】七尾製菓の「パピロ」~ 昭和の懐かしオヤツ・シリーズ

【しょみグル】七尾製菓の「パピロ」~ 昭和の懐かしオヤツ・シリーズ

外側はカリッ、中はふんわりの「パピロ」シリーズは昭和生まれのロングセラー焼き菓子。近年コンビニ店頭でしのぎを削る高級系スイーツには無い、どこか懐かしい味。手に入りやすそうで意外とそうでもなかったり、見かけた時は買いどきです。

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こんにちわ。ITOITO-STYLE編集部で「しょみグル・お菓子担当」のRです。今回は(主に西日本を中心に)昭和世代には懐かしいお菓子「パピロ」シリーズを取り上げます。

しょみグル』は「一般庶民のためのグルメ情報」です。お手頃外食から缶詰1個まで、安くて旨くてちょっと楽しい情報を発信しています。

子供のころ、九州に住んでいる親戚からお土産にもらった「チロリアン」やお歳暮に届いた風月堂の「ゴーフル」。円筒状のチロリアン、円盤状のゴーフル、それぞれ形や食感は異なりますが、小麦と卵を使った生地を焼き上げ、クリームを組み合わせたお菓子は、とてもリッチな気分にさせてくれるおやつでした。子供のころに知ったそのリッチな味わいは今でも忘れられません。

たまにしか食べることができないこのリッチな味わい。しかし、気軽に口にすることができるのです。それが七尾製菓のフレンチパピロです。「パピロ」と名の付くお菓子は、いろいろ製造されていますが、せんべいをロール状にした製品に使われています。語源は詳しくはわかりませんが、フランス語の紙(papier)からきているようです。

七尾製菓は北九州市にあるお菓子メーカーで、フレンチパピロは九州人のローカルおやつだそうですが、最近では東京の100円ショップでも見かけるようになっています。

さて、実食してみましょう。想像よりも外側のロールクッキーの部分はしっかりしていて、カリッとした食感です。この歯ざわりの良いクッキーとしっとりクリームの相性はバッチリ。甘さもちょうどよく、紅茶を飲みながらいただくとプチ贅沢な感じがします。せっかくなので、おしゃれにお皿に移し替えた方がいいかもしれません。

今回は3種類のフレーバーを試してみました。それぞれのパッケージをご紹介。

ロングセラー商品であるオリジナル「フレンチパピロ」。東日本でも昭和世代の方なら、どこかでみた覚えがあるのでは?

外がわの焼き菓子部分にはちゃんと「パピロロール」という名前がついているんですね。あの「コロン」よりカリっとした軽快な歯ごたえが特徴です。

抹茶パピロは福岡県産の八女抹茶100%使用。爽やかな抹茶の苦味を仄かに感じる美味しい味わい。緑茶にはもちろん合いますが、意外と珈琲にも合うんです。

こちらは限定品の瀬戸内レモンパピロ。原材料として使用されているレモンパウダーは、なんと瀬戸内産レモンを100%使用したものです。国産レモンですね。

プレーンタイプのほか、抹茶味の「フレンチ抹茶パピロ」や限定販売のフレーバー(今回は瀬戸内レモン)があるようです。ちなみにオリジナルフレーバーであるプレーンタイプのフレンチパピロは、日本の高度経済成長期真っ只中の昭和37年から製造が始まったそうなので、50年以上も愛されてきたということですね。

オリジナルのフレンチパピロを接写。もっともオーソドックスかつ安定した味わい。お茶うけとしてどんな飲み物にも合います。ワインのお供にもオススメ。

抹茶パピロ。外側のパピロロールの表面が心なしかスムーズな仕上りです。うっすら斜めの焼き網ラインも見えます。コーヒーのお供にもオススメ。

瀬戸内レモン100%パピロ。緑茶やコーヒー、清涼飲料水にもぴったり。

七尾製菓さんの企業ポリシーの中には、「いろんなおいしさを味わっていただける構成力、信頼される食品であるための品質力、手軽に楽しんでいただける価格力」が掲げられています。安くておしいお菓子を作るぞという意気込みが感じられます。もし店頭で見かけたら手にとってみてください。若い方々にとっては未知の味わい、年配層への手土産にすればまた話が盛り上がるかもしれませんよ。

作っている会社さんの情報(会社HPより)

企業概要
社名:株式会社七尾製菓
本社:北九州市小倉南区葛原1丁目9-7
創業:1957年(昭和32年)2月27日
ホームページ:http://www.nanaoseika.co.jp/

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