ザ・昭和といったレトロな包装とその大きさに、ついつい手が伸びししまう秋田県大田市の有限会社山口製菓店さんの作る「油パン」という名のアンドーナツ。秋田県民の方であれば知っている人も多い「ローカルおやつ」の1つです。
ブログや雑誌で何度も取り上げてられているようですが、筆者が購入したのは、こうした記事を読んだからではありません。見た目のインパクトとずっしりとした重さ、そしてお手頃価格にひかれたからです。
都内にある某スーパーで時々目にしては、購入するかしまいか、手に取っては戻すということを何度か繰り返した後で、先日とうとう購入しました。その葛藤の理由は、もちろんカロリーが気になったからです。油と小麦粉とあんこのダイナミックなコラボ、カロリーはそれほど高くないはずと自分を騙すことができるような「ひ弱」な商品ではありません。
パッケージの裏面です。1つ1つ個包装された「油パン」は、食品品質保持剤の「アンチモールド・マイルド」が同梱されています。エタノールをシリカゲルに吸着させたものが入っており、微生物などの発生を防ぐ極めて安全なものです。
原材料は極めてシンプル。「山口製菓店」さんが創業以来、変わらない製造方法で1つ1つ手作りされています。保存料などは使われていないため賞味期限は常温で7日間と長くはありませんが、これこそが安心と安全の証明とも言えます。
さっそく袋から油パンを取り出してみました。外側の皮は薄く「あんこ」がぎっしりつまったアンドーナツで、それなりにしっかり目ですが食べやすい甘さです。山口製菓さんのホームページによると、あんこは銅窯でじっくり練りあげ、職人さんがそのあんこをひとつひとつ手作業で包んでこんでいるそうです。
このギッシリと詰まった「あんこ」。餡練りには真夏でもかなり温度の低い地下水を使用、餡を練り上げる「釜」は高い熱伝導率を誇る銅釜を採用しているとのことです。
おやつとして食べる場合には、2人でシェアして食べても満足できる大きさですが、筆者は一人でペロッと食べきりました。あずきには、筋肉の中にある疲労物質がたまるのを防いでくれるビタミンB1が多く含まれているので、毎日のデスクワークで肩や筋肉が凝り固まっている方、おやつにいかがでしょうか。
上記画像出典:山口製菓店さんのwebサイト
企業名 :有限会社山口製菓店
所在地 :〒017-0838 秋田県大館市山館字田尻238番地
設立年 :昭和38年
資本金 :300万円
従業員数 :6人
Webサイト:http://www.yamaguchiseika.com/