意外と身近にある調味料のポーションタイプ
こんな形状の調味料の小袋(ポーション)、見たことありますよね?そうです、スーパーでお惣菜や納豆を買ったりパックのお寿司や焼き鳥を買ったりすると付いてくるものです。使いきれずに余らせてしまったりしても、日々のお弁当のお供やキャンプに活用されているかたも多いでしょう。
編集部スタッフに納豆好きが在籍しておりますが「納豆には麺つゆ派」なので、添付されている「タレ」を常に余らせています。しかし彼は余ったタレをメスティンでの炊き込みご飯や「外メシ」に活用(というより、そのためにワザと余らせている説が出ています)。日々の「ちょい使い」には、こうして余らせてしまったもののリユースなどが無駄が無くていいですね。かたや、備蓄用やまとまった量を確保しておきたい場合は、それぞれパックになったものの調達がオススメです。
アウトドア派の場合、外に持ち出す調味料はナルゲンボトル(nalgene広口丸形ボトル)を愛用しているかたも多いと思いますが、備災(備蓄)とアウトドアを兼ねる場合はこうした小分けポーションタイプは、携行性の良さだけでなく長期保存性と日常使いのしやすさと併せてとても便利です。編集部スタッフは、持っているメスティンや山クッカーの中に、固形燃料と共にひと通りの調味料ポーションを収納しています。キャンプや外メシの際にも手軽に使えて重宝しています。
熊本地震の際には、避難所から自治体に依頼しても調味料類がなかなか届かなかったという話しを聞きました。東日本大震災の場合、在宅避難者からの要望としても食材に次に多かったのが調味料類です。また従来は災害用の備蓄として、各家庭で災害(震災)発生直後の3日間を乗り切るだけの量の確保が言われてきました。しかし2013年5月に開かれた国の有識者による南海トラフ巨大地震の対策検討会議において、家庭用の備蓄は「最低1週間分以上が必要」という結論を出しています。
地震や災害の規模が大きくなると被災生活も長期化します。2016年10月に発生した鳥取中部地震の避難勧告がすべて解除されたのは12月になってからでした。災害時に設置される避難所には支援物資が集まりますが、同時に多くの人々も集まるため食事の用意も大変で全員に行き渡るまで時間がかかります。炊き出しも随時実施されるものの、長時間行列に並ばざるを得ないことも。
東京都総務局の総合防災部が無料で配布(amazonのKindle版も無料)している「東京防災」でも、被災時の自宅が無事な場合は一時的に避難所を利用した後に在宅避難が基本。やはり、飲料水と併せて備蓄食糧や調味料類は各家庭・各個人で予めしっかりと用意しておきたいものです。
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■揃えておきたい基本調味料
■その他オススメの調味料ポーション
■常温での長期備蓄にも向き、温めなくても食べられるカレー