2019/04/23:三陸沖で最大震度2、M5.4の地震
2019/04/23は三陸沖で最大震度は2であるもののM5.4の地震がありました。
近くでは4/11にもM6.0の地震が起きています。
三陸沖での有感地震は2018年は例年に比べてやや少ない印象がありましたが、特に東日本大震災の年はM6〜7クラスの大きめの余震が続いていました。
また、東北〜関東にかけての太平洋側では、今後30年内のM9クラスの超巨大地震の発生確率は「0%」であるものの、M7.0〜7.5の大規模な地震が起こる確率は岩手沖や宮城沖で90%以上、茨城沖で80%以上という高い予測値となっています。
前日4/22には同じ環太平洋火山帯のフィリピンでM6.1の地震があり11名の方が亡くなりました。フィリピンでは今後「ビッグワン」と呼ばれるM7.6規模の大地震が発生周期的に懸念されています。
フィリピン周辺も地震活動が活発ですが、マニラ首都圏は全長100km近い断層の上にありますが、この断層は400年周期で動くとされ現在、次の周期が近づいてるとされています。
このビッグワン地震が予測最大規模で起きた場合、最大3万5000人が亡くなり、被災者は数百万人になると見込まれています。
前回の発生は1658年。周期的にはあと40年内に発生する可能性があるということかもしれません。
そして日本でも今後30年内に複数の大地震の発生が懸念されています。
それらの大地震を含めた大きな災害への備えとして近年言われているのが「地域の防災力」というものですが、都道府県や市区町村などの行政任せでは間違いなく足りませんし、発災後の混乱期においては行政だけでなく国レベルでも対応は遅れがちになると考えておくべきです。
その「地域の防災力」を構成するのは、地域に住む個人やご家庭単位での「備災力」です。
まずは備えた方々どうしが連携して生活を維持・再建していく必要があるでしょう。