2019/06/24:千葉県南東沖でM5.5の地震
6/24の午前9時過ぎに、千葉県南東沖でM5.5の地震がありました。
千葉県南東沖では東日本大震災の1ヶ月前頃にもM5クラスが発生し、2012年あたりまでは活発でしたがその後、有感地震としての大きなものはやや収束傾向でした。
しかし昨年あたりから再び活発になってきており、特に今年は6月に入りM3〜M4クラスが複数回起きています。
大きな範囲で見ると先日の山形沖でのM6.8の地震もおそらく無関係ではないとも考えられ、「フォッサマグナ」の東縁部としては同じ構造線に沿った領域です。
近年はこのフォッサマグナの東側〜東縁部あたりの動きが活発化している印象があります。
6/22〜6/23あたりは環太平洋火山帯でも広い範囲で活発な地震活動や火山の噴火が起きています。
しかし過去の観測データから次の巨大地震を科学的に高確度で予測することがかなり難しい状況である以上、「次はいつ・どこで起きるのか」を気にするよりも、次の巨大地震が起きた時に命さえ無事なら乗り切るための備えがある、という状態にしておきましょう。
特に大きめの地震が起きると、ネット上では「xx月xx日にどこそこで巨大地震が発生する」といった根拠の無いデマが飛び交いがちですが、ある意味で発生タイミングを指定した地震発生を予測することができているのは現状、緊急地震速報が限界です。
地震災害だけでなく、何らかの大きな自然災害が起きるたびに流布されるネット上の情報に触れた際は、安易に拡散せずにまずはその根拠に目を向けるようにしたいものです。