2019/09/01:岡山県南部で2年ぶりの有感地震
2019/09/01、岡山県で2年ぶりに有感地震がありました。とは言え最大震度1・M2.6という小規模なものでしたので、揺れを感じなかった方々も多いのではないでしょうか。
近年、地方移住がひとつのブームとして取り上げられることも多く、移住先として人気の高い自治体が岡山県です。
岡山はこれまで地震や台風などの災害が少ないことをPR要素の1つとしてきましたが、2016年の熊本地震以後は「自然を侮っていた」としてPRを見直しています。
確かに地震は少ない地域ですが地震が起きない地域ではなく、南海トラフ巨大地震の想定震源域には含まれています。
そうした事を受けてか、岡山県では「南海トラフ巨大地震を想定した『地震防災マップ』」を県のwebサイトで公開しています。
http://www.city.okayama.jp/soumu/bousai/bousai_00188.html
また2019/09/01には、岡山市は南海トラフ巨大地震が発生したとの想定で、住民と共同した総合防災訓練を実施。
油断せず日頃から防災意識を持つことで「地域の防災力」が担保されていくことになります。
報道によれば、特に岡山市の北部にある建部地区では災害によって幹線道路が使えなくなった場合、支援が滞る恐れがあるとのこと。
そうした場合に有効なのが、まずは個人やご家庭で備える「自助」です。
自助が可能な人々が互いに助け合うことで互助・共助が可能となり、状況が落ち着いてきた頃の「公助」につなげることができます。
日頃あまり自然災害が起きない場所でも、ある日突然、前兆らしい前兆も無く大規模な自然災害が起きることは熊本地震のみならず、大阪府北部地震や北海道胆振東部地震、御嶽山の噴火など近年の例を見ても明らかです。
とは言え「備災・防災」と普段から絶え間なく緊張感を維持するのは困難なものです。
まずは防災用品の備えをし、備蓄食料などを賞味期限を定期的にチェック&ローテーション消費するなどの小さなことからやってみましょう。
備災・防災は意識して取り組むよりも、日常生活の一部として組み込んでしまえば、いざというときの対応力が担保できます。
そして、オススメは「キャンプ」です。
電気・ガス・水道といった日常の生活インフラが無い状況を楽しみながら過ごすキャンプは、ご家庭における防災訓練としてもピッタリ。
秋の行楽シーズン、まだキャンプをやったことのないかたは、ぜひキャンプデビューしてみてください。