トップ 2分で読む 北海道・宮城・福島・天草灘で小規模な地震が相次ぐ(2021/03/08)

北海道・宮城・福島・天草灘で小規模な地震が相次ぐ(2021/03/08)

2021/03/08は北海道・宮城・福島・天草灘で小規模な地震。北海道〜福島県沖にかけて依然として活発です。南太平洋のニュージーランド付近、ケルマディック諸島周辺でも未だにM5前後の規模の群発地震が続いているため日本においても継続的な注意と警戒が必要。そしてこの日に注目したのは前回に引き続いて北海道周辺の地震です。

292

2021/03/08:北海道・宮城・福島・天草灘で小規模な地震が相次ぐ

2021/03/08は北海道・宮城・福島・天草灘で小規模な地震が相次ぎました。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)

発生日時震源震度規模深さ北緯, 東経
2021/03/08 16:47頃天草灘1M3.1約10km32.5, 130.0
2021/03/08 14:58頃浦河沖1M4.0約70km41.6, 142.1
2021/03/08 11:25頃福島県沖1M3.8約50km37.7, 141.7
2021/03/08 03:46頃福島県沖1M3.5約50km37.5, 141.5
2021/03/08 02:08頃宮城県沖1M3.4約50km38.8, 142.0
2021/03/08 00:34頃胆振地方中東部1M2.4約10km42.5, 141.1

北海道から東北の福島県沖にかけて、依然として活発に有感地震が発生しています。南太平洋のニュージーランド付近、ケルマディック諸島周辺でも未だにM5前後の規模の群発地震が続いているため、日本においても継続的な注意と警戒が必要です。

 

そしてこの日に注目したのは前回に引き続いて北海道周辺の地震です。今回は浦河沖と胆振地方中東部で発生しています。

2017年12月の政府地震調査委の発表では、北海道の根室沖を中心に今後30年内にM9クラスの巨大地震が発生する切迫性が高く(発生確率最大40%)、仮に発生した場合は沿岸部に20m以上の大津波が押し寄せる可能性があるという予想です。

 

北海道沖を中心とする地震に関しては、発生間隔がおよそ340〜380年周期となっていますが、前回の発生からはすでに400年以上が経過しており、いつ起きてもおかしくないとされています。

 

自然災害の発生可能性を確率論で見る場合、確率が小さければなんとなく安心・大きければ不安という気持ちになりがちですが、確率論だけに実際にどのエリアにどの程度の被害が起きるかは起きてみなければわかりません

 

これはいわゆる「ハザードマップ」などにも言えることで、ご自身がお住まいの地域がハザードマップ上では大きな被害が無いか、被害が小さいとされる場所になっていることによって「正常性バイアス」が働き、実際には命に関わる危険性が生じているのに逃げ遅れるという状況にもなりかねません。

 

とにかく災害時にはできるだけ正確な情報に耳を傾け、少しでも自分や家族に危険が生じそうな場合は先手を打って避難などの行動に移ることが重要です。また、備災・防災用品の準備と使い方の確認や備蓄用の水・食料などの確保は何もない平時におこなっておきましょう。いざ大きな地震が起きた後では必要な物資を十分に確保できなくなります

この日、他に発生した有感地震(主に記事公開後)

【福島県沖】
2021/03/08 23:58頃, 震度1, M3.9, 深さ50km, 北緯:37.7, 東経:141.6

【福島県沖】
2021/03/08 23:36頃, 震度2, M4.3, 深さ50km, 北緯:37.7, 東経:141.6

いま備えておくべき「備災アイテム」をamazonで見る!

このサイトや記事が気に入ったらシェアしましょう!