2020/04/26:茨城でM4.8、長野県でM4.9含む13連続、沖縄でM4以上が3連続、愛知/愛媛/北海道
2020/04/26は長野県でM4.9含む13連続、茨城でM4.8、沖縄でM4以上が3連続のほか、福岡・愛媛・愛知・北海道でも小規模な地震が相次ぎました。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)
2020/04/26に発生した有感地震 | ||||||
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2020/04/26 23:02頃 | 釧路沖 | 震度2 | M4.6 | 深さ50km | 北緯:42.1 | 東経:144.9 |
2020/04/26 22:26頃 | 長野県中部 | 震度1 | M3.2 | ごく浅い | 北緯:36.2 | 東経:137.7 |
2020/04/26 22:17頃 | 長野県中部 | 震度1 | M2.6 | 深さ10km | 北緯:36.2 | 東経:137.7 |
2020/04/26 21:21頃 | 福岡県北九州地方 | 震度1 | M2.7 | 深さ10km | 北緯:33.7 | 東経:131.0 |
2020/04/26 17:48頃 | 胆振地方中東部 | 震度1 | M2.8 | 深さ30km | 北緯:42.6 | 東経:141.9 |
2020/04/26 10:19頃 | 長野県中部 | 震度1 | M2.9 | 深さ10km | 北緯:36.2 | 東経:137.6 |
2020/04/26 10:08頃 | 長野県中部 | 震度1 | M3.1 | 深さ10km | 北緯:36.2 | 東経:137.6 |
2020/04/26 09:49頃 | 茨城県南部 | 震度4 | M4.8 | 深さ70km | 北緯:36.2 | 東経:140.1 |
2020/04/26 08:56頃 | 長野県中部 | 震度2 | M3.5 | 深さ10km | 北緯:36.2 | 東経:137.6 |
2020/04/26 08:35頃 | 長野県中部 | 震度1 | M3.1 | 深さ10km | 北緯:36.2 | 東経:137.6 |
2020/04/26 07:37頃 | 長野県中部 | 震度1 | M2.7 | ごく浅い | 北緯:36.2 | 東経:137.7 |
2020/04/26 06:59頃 | 長野県中部 | 震度1 | M3.3 | ごく浅い | 北緯:36.2 | 東経:137.7 |
2020/04/26 05:00頃 | 長野県中部 | 震度2 | M3.1 | 深さ10km | 北緯:36.2 | 東経:137.6 |
2020/04/26 03:28頃 | 沖縄本島北西沖 | 震度1 | M4.7 | 深さ20km | 北緯:26.8 | 東経:126.3 |
2020/04/26 03:22頃 | 長野県中部 | 震度1 | M3.0 | 深さ10km | 北緯:36.2 | 東経:137.6 |
2020/04/26 02:37頃 | 長野県中部 | 震度2 | M3.6 | 深さ10km | 北緯:36.2 | 東経:137.6 |
2020/04/26 02:34頃 | 長野県中部 | 震度1 | M2.8 | ごく浅い | 北緯:36.2 | 東経:137.7 |
2020/04/26 02:33頃 | 沖縄本島北西沖 | 震度1 | M4.1 | ごく浅い | 北緯:26.8 | 東経:126.4 |
2020/04/26 02:22頃 | 長野県中部 | 震度3 | M4.9 | 深さ10km | 北緯:36.2 | 東経:137.7 |
2020/04/26 02:20頃 | 沖縄本島北西沖 | 震度1 | M4.6 | 深さ10km | 北緯:26.8 | 東経:126.3 |
2020/04/26 02:12頃 | 根室半島南東沖 | 震度1 | M3.2 | 深さ50km | 北緯:43.0 | 東経:145.7 |
2020/04/26 02:02頃 | 愛媛県東予 | 震度1 | M3.3 | 深さ10km | 北緯:34.0 | 東経:133.0 |
2020/04/26 01:32頃 | 伊予灘 | 震度1 | M3.2 | 深さ70km | 北緯:33.5 | 東経:131.9 |
2020/04/26 01:16頃 | 愛知県西部 | 震度1 | M2.7 | 深さ20km | 北緯:35.0 | 東経:136.9 |
2020/04/26 00:03頃 | 釧路沖 | 震度1 | M3.1 | 深さ50km | 北緯:42.9 | 東経:145 |
最近は全国的に地震が多い傾向に感じますが、ここ数日は各地で連続した地震が起きていたり、単発でもM4〜5クラスが発生しています。
特に気になるのは長野県中部における連続地震です。4/22より始まった連続地震は4日目に入り、終息傾向に見えましたが本日はまた増えている状況です。
時間を遡って、2011/02/27〜02/28には長野県中部から20km程度離れた岐阜県飛騨地方でも連續地震が起きており、特に2011/02/27に起きた地震は24回。
翌2/28には3回になりそのまま終息となりましたが、2週間後の2011/03/11には東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)が発生しています。
当時は三陸沖でも3/09あたりから群発地震が発生していたことと、そもそも現代の科学力をもってしても確度の高い地震発生予測は困難であり発生推移のパターン化もできません。ネット上においては時おり「〇〇月△△日に☓☓県で大震災が起きる」といった噂話しが流れますが、これは科学的根拠が欠けた「デマ」または「オカルト話」として扱って構いませんし、拡散する必要もありません。
ただしデマやオカルトとは関係なく「万が一」「想定外」ということは、ありえます。
東日本大震災が発生した際、あれほどの規模の揺れだけでなく巨大津波が東北地方の沿岸を襲って多くの人命が奪われ、地域が丸ごと破壊・崩壊・原発事故によるメルトダウンまで発生することとなりました。しかし、それ以前ではM9クラスの地震が起きて巨大複合災害につながるなど、SFパニック映画の中のフィクションとしか考えられなかったことでしょう。
また2020年前半においては新型コロナウイルスによる世界的なパンデミックとなり、本記事執筆時点では全世界の感染者数が300万人に迫り死者は20万人を超える事態となっています。世界中で都市封鎖と外出禁止が施行され、日本国内でも緊急事態宣言と外出自粛要請が続いていますが、2020年のお正月を迎えた頃は、誰がこうなることを予測できたでしょうか。
巨大自然災害で考えても「まさかそんな事が起きるわけがない」ということが通用しない状況となっています。直近の報道としては、北海道から岩手県にかけての巨大地震の再来が切迫していることを伝えるものが出ています。
現在、世間は新型コロナウイルス感染拡大の情報があふれ一般市民においても混乱が生じていますが、もし今の状況において再び巨大地震が起きてしまった場合、電気・ガス・水道が止まり道路や物流が寸断された状況でも、なんとか初動の1週間を孤立した状態で乗り切れるだけの備えがあるかどうか、という点は考えておくべきでしょう。
特に、新型コロナウイルスの感染拡大が続いている中で震災級の地震が発生した場合、避難所がクラスター発生源となる可能性が十分にあります。その状況においては国や自治体による「公助」が期待できない可能性が高くなります。
文字通りの「サバイバル」となりますので、事前にどれだけの知識を身に着け備えておけるかが重要となってきます。ネットも電話も通じないために情報が無く、誰かの指示や助けにも頼れないという想定でどう対処していくか、今のうちにしっかりと考え備えておきましょう。
この日、他に発生した有感地震(主に記事公開後)
あああああ