トップ 2分で読む 北海道東方沖で最大震度2・M4.8の地震(2020/07/02)

北海道東方沖で最大震度2・M4.8の地震(2020/07/02)

2020/07/02は北海道東方沖で最大震度2・M4.8の地震がありました。千島海溝沿いの地震は、最大震度小さめでもM4以上になる傾向があるようで、根室沖などの地震も同様の傾向にあります。また北海道の根室沖を中心に今後30年内にM9クラスの巨大地震が発生する切迫性が高いとされています。

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2020/07/02:北海道東方沖で最大震度2・M4.8の地震

2020/07/02は北海道東方沖で最大震度2・M4.8の地震がありました。
詳細情報は次の通りです。

 

【北海道東方沖】
2020/07/02 16:07頃, 震度2, M4.8, 深さ30km, 北緯:43.6, 東経:147.8

 

なお、北海道東方沖における近年の最大震度3以上の地震は次の通り。

 

2019/11/23 21:58頃, 震度3, M5.6
2017/06/28 21:07頃, 震度3, M5.7
2017/05/22 20:00頃, 震度3, M5.6
2016/05/03 09:00頃, 震度3, M5.7
2015/07/07 14:10頃, 震度3, M6.2
2014/09/18 14:56頃, 震度3, M4.7
2013/02/17 07:17頃, 震度3, M5.3
2010/06/05 14:22頃, 震度3, M5.4
2010/03/06 22:31頃, 震度3, M5.2
2010/01/16 00:45頃, 震度3, M5.0
2009/11/24 14:26頃, 震度3, M5.8
2008/08/14 20:11頃, 震度3, M5.4

(※震度4以上の有感地震は無し)

千島海溝沿いの地震は、最大震度小さめでもM4以上になる傾向があるようです。

2017年12月の政府地震調査委の発表では、北海道の根室沖を中心に今後30年内にM9クラスの巨大地震が発生する切迫性が高く(発生確率最大40%)、仮に発生した場合は沿岸部に20m以上の大津波が押し寄せる可能性があるという予想です。

 

北海道沖を中心とする地震に関しては、発生間隔がおよそ340〜380年周期となっていますが、前回の発生からはすでに400年以上が経過しており、いつ起きてもおかしくないとされています。

 

自然災害の発生可能性を確率論で見る場合、確率が小さければなんとなく安心・大きければ不安という気持ちになりがちですが、確率論だけに実際にどのエリアにどの程度の被害が起きるかは起きてみなければわかりません。

 

これはいわゆる「ハザードマップ」などにも言えることで、ご自身がお住まいの地域がハザードマップ上では大きな被害が無いか、被害が小さいとされる場所になっていることによって「正常性バイアス」が働き、実際には命に関わる危険性が生じているのに逃げ遅れるという状況にもなりかねません。

 

とにかく災害時にはできるだけ正確な情報に耳を傾け、少しでも自分や家族に危険が生じそうな場合は先手を打って避難などの行動に移ることが重要です。

この日、他に発生した有感地震(主に記事公開後)

【茨城県南部】
2020/07/02 23:29頃, 震度1, M3.1, 深さ60km, 北緯:36.0, 東経:140.2

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