2020/09/01:北海道, 長野, 沖縄で小規模な地震が相次ぐ
2020/09/01は北海道, 長野, 沖縄で小規模な地震が相次ぎました。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)
発生日時 | 震源 | 震度 | 規模 | 深さ | 北緯, 東経 |
---|---|---|---|---|---|
2020/09/01 13:37頃 | 十勝地方南部 | 3 | M3.7 | 約50km | 42.5, 143.4 |
2020/09/01 09:49頃 | 宮古島近海 | 1 | M3.5 | 約50km | 24.8, 125.4 |
2020/08/31 16:06頃 | 長野県北部 | 1 | M2.5 | 約10km | 36.6, 138.4 |
2020/08/31 14:00頃 | 留萌地方南部 | 1 | M2.8 | 約10km | 44.2, 141.7 |
2020/08/31 06:00頃 | 沖縄本島近海 | 2 | M4.1 | 約30km | 27.3, 128.9 |
北海道は留萌地方南部と十勝地方南部、沖縄は沖縄本島近海と宮古島近海で発生しています。
今回の注目は、最大震度3・M3.7を観測した十勝地方南部の有感地震。北海道沖の千島海溝沿いでは、今後30年以内にM8.8以上の「超巨大地震」が発生する確率が最大で40%とする見解を、政府の地震調査研究推進本部が2017年に発表しています。
前述の政府地震調査委の発表では、北海道の根室沖を中心に今後30年内にM8.8〜M9クラスの巨大地震が発生する切迫性が高く(発生確率最大40%)、仮に発生した場合は沿岸部に20m以上の大津波が押し寄せる可能性があるという予想です。
北海道沖を中心とする地震に関しては、発生間隔がおよそ340〜380年周期となっていますが、前回の発生からはすでに400年以上が経過しており、いつ起きてもおかしくないとされています。
自然災害の発生可能性を確率論で見る場合、確率が小さければなんとなく安心・大きければ不安という気持ちになりがちですが、確率論だけに実際にどのエリアにどの程度の被害が起きるかは起きてみなければわかりません。
これはいわゆる「ハザードマップ」などにも言えることで、ご自身がお住まいの地域がハザードマップ上では大きな被害が無いか、被害が小さいとされる場所になっていることによって「正常性バイアス」が働き、実際には命に関わる危険性が生じているのに逃げ遅れるという状況にもなりかねません。
とにかく災害時にはできるだけ正確な情報に耳を傾け、少しでも自分や家族に危険が生じそうな場合は先手を打って避難などの行動に移ることが重要です。
この日、他に発生した有感地震(主に記事公開後)
あああああ