トップ 2分で読む 父島近海でM4.5、宮城沖で2連続、茨城南部・若狭湾・根室沖でも小規模な地震(2022/01/15)

父島近海でM4.5、宮城沖で2連続、茨城南部・若狭湾・根室沖でも小規模な地震(2022/01/15)

2022/01/15は父島近海でM4.5、宮城沖で2連続、茨城南部・若狭湾・根室沖でも小規模な地震が発生。この日はトンガ諸島で大規模な噴火が発生、20〜21時過ぎにかけて日本に噴火の衝撃波が到達した可能性があります。日本とトンガは同じ環太平洋火山帯内にあり、今後日本でも大きな地震などに要警戒です。

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2022/01/15:父島近海でM4.5、宮城沖で2連続、茨城南部・若狭湾・根室沖でも小規模な地震

2022/01/15は父島近海でM4.5、宮城沖で2連続、茨城南部・若狭湾・根室沖でも小規模な地震が発生。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(記事公開時点までの最新順)

発生日時震源震度規模深さ北緯, 東経
2022/01/15 22:52頃根室半島南東沖1M3.8約50km43.3, 146.2
2022/01/15 19:56頃宮城県沖1M3.9約50km38.3, 142.0
2022/01/15 14:43頃茨城県南部1M2.9約70km36.2, 140.1
2022/01/15 10:28頃宮城県沖2M4.3約50km38.2, 141.8
2022/01/15 09:47頃父島近海1M4.5約10km26.9, 142.8
2022/01/15 09:21頃若狭湾1M3.8約10km35.8, 135.8

父島近海、茨城南部、宮城沖では今年に入っても活発な活動が続いています。
またこの日はトンガ諸島で大規模な噴火が発生、20〜21時過ぎにかけて日本でも一時的な気圧変化があり、噴火の衝撃波が到達した可能性があります。

 

トンガを含めた南太平洋ではM7以上の大地震が頻発しています。日本を含む環太平洋火山帯としてはパプアニューギニアなどの南西太平洋地域やフィリピン・インドネシアなどの東南アジアもつながっており、さらに西側を見れば南米や北米の太平洋側、アラスカなども環太平洋火山帯に含まれます。

 

この地球上で発生する地震の約90%が環太平洋火山帯で発生、活火山の75%もこの範囲に点在しており、環太平洋火山帯の成因はプレート・テクトニクス理論における岩盤間の相互作用によるものと考えられています。

「赤道を超え日本から遠く離れた地域での地震だから日本には無関係だろう」というわけではありません。周囲が約4万kmという途方もなく大きな「蹄鉄状」の環太平洋火山帯ですが、1つの巨大な地殻下活動体とも言え、日本における地震や火山活動にも影響が考えられます。

 

同じ環太平洋火山帯に属する国としての日本でも改めて大きな地震が発生する可能性がゼロでは無いため、今後の情報には注意してください。
ただ環太平洋火山帯の南側であるトンガを含むこのあたり(フィリピン〜インドネシア〜パプアニューギニア〜フィジー諸島など)は、基本的にM7以上の大きな地震が頻発する「大地震の巣」とも呼べる領域でもあり、M7規模の地震は珍しくないのも事実です。

 

過度に不安を感じる必要はありませんが、備えだけはしておきましょう。備えた上で何も起きないことが、現状は最善とも言えます。

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