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【和歌山・静岡】南海トラフ固着域で続く小規模地震(2018/11/06)

2018年11月6日は、早朝に和歌山県南方沖と静岡県西部で震度1の小規模な地震がありました。 南海トラフと中央構造線に近い部分での地震が10月あたりから増えています。東海・東南海・南海地方では地表における高さ・水平方向での顕著な変動が出ているという話も出ています。 また紀伊水道での地震も目立ってきた感がありますが、北西方向には淡路島があり阪神淡路大震災の震源となった野島断層を含めた断層帯があります。 阪神淡路大震災は逆断層・横ずれ断層型の直下型地震ですが、今後発生が想定されている南海トラフ巨大地震は海溝型地震でタイプとして同じではありません。 しかし阪神淡路大震災の震源からさらに北東方向には2018年6月に発生した「大阪府北部地震」の震源付近には「有馬ー高槻断層帯」を始めとする大きめの断層帯が複数存在しています。 特に「有馬ー高槻断層帯」あたりの断層では地震発生率の評価がほぼ「0%」のところ、つまり従来はノーチェックだった場所で大きな地震が発生しているため、お住まいの地域にどのような断層帯が存在するのか、確認しておくと良いでしょう。

【静岡】静岡県西部、南海トラフ固着域での小規模地震(2018/11/03)

2018年の文化の日・11月3日は、朝6時39分頃に静岡県西部で震度1の小さな地震がありました。 10/7の愛知県東部の震度4の震源に近く、前日11/2の紀伊水道の震度4同様、南海トラフの弱い固着域の端あたりです。 東海〜四国にかけて弱い固着域が広く大きく存在し、その範囲に強い固着域が点在しています。 静岡県東部においては、10月後半でこの領域を含め岐阜・三重・奈良あたりでも地表の高さ・水平方向の変動が大きい傾向が出ているという話もありますので今後も注意が必要です。 静岡ではこれまで東海地震などへの啓蒙や教育が徹底されてきました。抜き打ちで防災訓練が実施されるという話があるほど、小中学校や一般家庭レベルでも国内屈指の地震対策に関する関心の高さを持つ県とも言えます。 余談ですが、固着域といえば9月のニュースで沖縄本島付近の琉球海溝沿いでも固着域が新たに発見され、琉球海溝でも東日本大震災や南海トラフ巨大地震で想定されるレベルの巨大地震が起きる可能性があることが判りました。 琉球海溝沿いの固着域の想定面積は、最小でも沖縄本島の2倍以上と見られます。 沖縄では地震が少ないと思われていますが、沖縄周辺でも地震は活発に起きています。しかし震源は沖の方であることが多いため記録が少なく、過去の大地震に関する記録が残っていないため、見かけ上は地震が起きないと思われています。 沖縄在住のかたも地震は起きないと思わず、可能な範囲の備えをしておいていただきたいところです。