寒い時期のキャンプでは、1〜2泊くらいのキャンプならシャワーやお風呂なしでも全然問題はないですが、梅雨明けから秋までの暑い時期にそれでは正直つらいもの。
もちろん、最近のキャンプ場ではコインシャワーなどが常設されている場合も多く、近場の温泉や入浴施設に行って汗を流す人も少なくないでしょう。
でもバスタオルを持っていくとなると、思った以上にかさばりますよね。
たとえば家族4人でキャンプへ行く場合、テントやタープに4人分のシュラフやチェア・食器類、テーブル・クーラーボックス、クッカーや食材類にその他もろもろのキャンプグッズで荷物は一杯。
クルマの後方視界が遮られるほど大量の荷物を満載にしてキャンプ場に向かわれるかたも多いことでしょう。
そんな状態で家族4人分のバスタオルを持って行くとなれば、ちょっとしたバッグ1つぶん程度の量になるので、かなりかさばります。
そんな時におすすめなのが、100円ショップで販売されている綿100%のバスタオル。
通常のバスタオルよりも小さめサイズ(50cm × 100cm)ですが、大人でもシャワー後に利用する分には十分です。
サイズが小さいだけではなく、100円だからこその?「生地がとても薄い」という逆メリットのおかげで、家族全員分のバスタオルを持って行っても問題なし。
小さく薄いバスタオルなので、さっと手洗いして(洗わなくくても)干しておけば、乾くのも早いため再利用までの時間も圧倒的な短縮が見込めます。
その際にテントやタープ用に持参しているガイロープを利用してもいいですが、「ちょっともったいかな?」と思っている人におすすめなのが、同じく100円ショップで販売されている「物干ハンガーロープ」。
もちろん、こちらも100円で買うことができます。
ロープの長さも5メートルあり、キャンプでの利用にも耐えうる長さ。
また、その名の通りハンガーをかけることができる作りになっているので、ハンガーを使うことも可能です。
この隙間に、フック式に掛けられるものなら(重量オーバーにならない程度で)何でも掛けられます。
また、夏キャンプの場合は雨に降られたり、霧や結露でテントやタープの内外に水分が付着することも少なくありません。
そんな場合でも、濡れたキャンプグッズを拭くタオルとしても転用可能。100円で購入したバスタオルなので躊躇することなく雑巾的に使うことができますね。
ITOITO-STYLE編集部スタッフも、夏キャンプでのはコインシャワーや温泉行用として利用した後、撤収時にテントやタープについた結露や雨水をふき取るのに使っています。
こうして雑巾的な用途で一度使用したバスタオルは、そのままキャンプグッズ用の雑巾として今も使っています。やはり、撤収時にチェアやテーブルの脚部の汚れ落としとしての出番が多いですね、
100円ショップのバスタオルがキャンプに適している点としては、
- 小さくて薄いので、持ち運びに便利
- 乾きやすいので、連泊でも利用可能
- 安いので、キャンプグッズ用の雑巾に転用
あたりでしょう。
100円ショップの商品をキャンプに使う際のポイントとしては、やはり「基本、使い捨てにできるものをチョイスする」だと思います。
最近は、クッカーやシェラカップ、カトラリー類にバーベキュー用トングなども置いてありますが、繰り返し使いたいものに関しては耐久性の不安が多少残ります。
その点を割り切って「使ったら捨ててもいいや(洗って再利用できるならラッキー)」くらいの感覚で選ぶと、意外なものがキャンプで活躍するかもしれません。
100円ショップに行くことがあったら、アウトドア用品以外のものを「キャンプに使えるかな?」という視点で見てみるといいかもしれませんね。