2018/09/10:千葉県南東沖で最大震度4、M4.8の地震
三重県中部における1年8ヶ月ぶりの地震に続いて、9月10日の23時58分頃、千葉県南東沖で最大震度4、M4.8(深さ30km)の地震がありました。今後の情報に注意してください。
今回の千葉県南東沖を震源とする地震は、今年に入り活発化が見られます。2017年以前は毎年、おおむね年間1桁台の発生回数でしたが、2018年はすでに13回。発生間隔も徐々に短くなっているように見受けられます。
また千葉県東方沖では近年、プレートどうしが揺れを起こさずにゆっくりとずれる「スロースリップ現象」が継続的に発生していることが確認されており、今回の震源にもかなり近いことが解ります。
千葉県沖にはフィリピン海プレート・太平洋プレート・北米プレートという3つのプレートの境界がありますが、この付近では全長160kmと300kmの2つの長大な活断層が2012年頃に発見されており、この断層が全域ですべて動いた場合はM8〜9規模の地震が発生すると言われています。
なおスロースリップ現象に関しては、気象庁の定例検討会にて8月上旬〜中旬にかけて四国の瀬戸内海側〜紀伊半島にかけての南海トラフ巨大地震の想定震源域でも発生していたと発表されています。
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