※2019/03/09 01:08発生の地震に関する情報は、こちら からご覧ください。
2018/10/29:岐阜県美濃中西部での地震は「濃尾地震(M8.0)」の震源間近
2018年10月24日の16時56分頃に岐阜県飛騨地方で地震がありましたが、10月29日の0時54分頃にも岐阜県美濃中西部で地震がありました。
震度・マグニチュードともに大きくはありませんが、前回よりも明治時代の「濃尾地震(震度7・M8.0)」の震源に近い断層集中地帯近くです。(近隣地震としては、10/27には奈良県の中央構造線沿いでも地震がありました。)
岐阜県内の断層帯は小さなものも含めると数多く存在しますが、ご存知の通り岐阜県・富山県・長野県・新潟県にまたがる飛騨山脈を含めた「日本アルプス」は、プレートテクトニクス理論に基づけば、プレートがぶつかり合って隆起したものと考えられています。
特に、日本の高山の大部分は日本アルプスに集中しており、日本アルプスを構成する飛騨・木曽・赤石山脈は、日本列島を東西南北に分ける中央構造線とフォッサ・マグナに沿って存在しています。つまり、このあたりは地殻変動の激しい場所とも言えます。
近年ではプレートテクトニクス理論そのものにも様々な言及がなされていますが、科学的な観測に基づいたデータとしては間違いなく、海溝や断層付近での地震は発生しています。
皆さんが住んでいる地域にどのような活断層や断層帯が存在するのかという点については、日頃から知っておいても損はないでしょう。
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