2020/02/06:茨城県沖でM5.6および宮城県沖でM3.6の地震
2020/02/06は、茨城県沖でM5.6および宮城県沖でM3.6の地震がありました。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)。
【茨城県沖】
2020/02/06 20:20頃, 震度2, M5.6, 深さ40km, 北緯:36.4, 東経:141.6
【宮城県沖】
2020/02/06 14:30頃, 震度1, M3.6, 深さ50km, 北緯:38.3, 東経:141.9
宮城県沖は前日である2/5からの二日連続のM3クラス。東北地方の太平洋側は、東日本大震災以降も活発な地震活動が続いています。
そして、20時過ぎに茨城県沖でM5.6の地震が起きました。新潟や長野でも震度1を観測したようです。震源の深さが40km・最大震度2ということで揺れそのものは小さかったのですが、編集部でもゆっくりとした揺れを感じ、感覚的に揺れの波(地震波ではない)が2回あったように感じました。
茨城県沖も東日本大震災以降は地震活動が活発に起きている領域ですが、やや気になるのは2020年に入ってからM4以上の地震が続いている点です。
2020年に入り、茨城県沖での地震の規模がやや大きめに | ||
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2020/02/06 20:20頃 | M5.6 | 最大震度2 |
2020/01/25 20:01頃 | M4.3 | 最大震度1 |
2020/01/21 19:18頃 | M4.3 | 最大震度4 |
2020/01/15 08:19頃 | M3.8 | 最大震度2 |
2020/01/14 13:25頃 | M4.9 | 最大震度3 |
もとより茨城県内は「小〜中規模地震の巣」と言えるくらい地震が頻発するエリアであり、今後の情報には注意しつつ備えだけはしっかりと。
昨年後半から茨城県での地震活動の活発化を感じさせるような動きがありますが、同様の活動例はこれまで全国各地で見られます。
こうした動きが次の巨大地震などの前兆かどうかは、現代科学の力では残念ながら確度の高い予測としては判断できない現実があります。
昨年末の茨城県と栃木県での地震に関して、一部のメディアが首都直下型地震の前兆の可能性的な報じ方をしたこともありますが、必要以上に不安に感じる必要はありません。
「正しく恐れ、備える」
ということが重要で、これは日常の生活の一部として取り入れておく要素でもあります。
首都直下型地震や南海トラフ巨大地震がいつ起きるのか、という点を気にするよりも、次の大きな自然災害が起きた時に、命さえ無事ならその後を乗り切っていくための備えがあるかどうかが重要です。