トップ 2分で読む 【全国】愛知, 千葉, 熊本で小規模な地震(2020/08/10)

【全国】愛知, 千葉, 熊本で小規模な地震(2020/08/10)

2020/08/10は愛知県西部、千葉県南部、熊本県熊本地方で小規模な地震がありました。いずれも有感地震の発生頻度の高い震源で、ある意味で「いつもどおり」の地震が発生している印象で、揺れとして大きかったのは千葉県南部です。

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2020/08/10:千葉県南部、熊本県熊本地方で小規模な地震

2020/08/10は愛知県西部、千葉県南部、熊本県熊本地方で小規模な地震がありました。
それぞれを時系列で列挙すると次の通りです(最新順)

 

【愛知県西部】
2020/08/10 17:17頃, 震度2, M3.4, 深さ40km

【千葉県南部】
2020/08/10 09:24頃, 震度2, M4.2, 深さ40km, 北緯35.3度, 東経140.3度

【熊本県熊本地方】
2020/08/10 09:01頃, 震度1, M2.4, 深さ10km, 北緯32.8度, 東経130.7度

 

いずれも有感地震の発生頻度の高い震源で、ある意味で「いつもどおり」の地震が発生している印象です。
揺れとして大きかったのは千葉県南部。近年発生している地震として、もっとも大きいものは

 

2019/05/25 15:20頃, 震度5弱, M5.1, 深さ40km

 

というものです。念のため近年の震度4以上の地震を見てみます。

【千葉県南部を震源とする近年の地震】
発生日時最大震度マグニチュード深さ北緯, 東経
2019/05/25 15:20頃5弱5.1約40km35.4, 140.3
2018/06/26 19:46頃44.4約30km35.3, 140.4
2018/06/16 11:09頃44.5約20km35.3, 140.4
2011/12/03 05:55頃45.2約20km35.3, 140.4
2009/02/17 04:54頃44.6約30km35.3, 140.3

このあたりで発生する有感地震は、概ね深さ20〜40kmのものが多い傾向にあります。

千葉県の房総沖は北米プレート・太平洋プレート・フィリピン海プレートの3つが接する場所があり、それぞれのプレートは動き続けています。
そして近年、房総半島南端から南東に百数十キロ以上離れた太平洋の海底にそれぞれ160kmと300kmという巨大な活断層が発見されたというニュースがありました。

 

 

これら2つが同時かつ断層全体が動いた場合、M8〜9クラスの巨大地震が発生することが想定されており、発生した津波が東北〜関東〜東海一帯に影響を与える可能性があります。
ただ、この巨大断層に関する続報的な情報が今のところ見当たらないため、今後新たな情報の登場が待たれます。

 

我々一般市民としては、いつ大きな地震が起きても命さえ無事なら発災後の生活に対応するための備えを進めておくのみです。過去の震災や大規模地震を振り返ると、発災後はすぐに店頭に物資を買い求める人びとの行列ができました。しかし初動をやり過ごし日頃から備えてある場合はそうした行列に加わる必要は無く、被害が軽微であれば生活をいかに早く平常モードに戻していくかが課題になります。

 

大規模災害時代の今「地域の防災力」が問われていますが、同時に「備えている人びと」を日頃からネットワークしておき、イザというときにはお互いに足りない物資を融通したり情報交換し合えるようなコミュニティづくりも重要でしょう。

この日、他に発生した有感地震(主に記事公開後)

【浦河沖】
2020/08/10 19:19頃, 震度1, M3.6, 深さ70km, 北緯:42.1, 東経:142.6

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