「駄菓子でカツ丼を作る」・・・お前はいったい何を言ってるんだ?と言われそうですが、魚のすり身を使った揚げ物系の駄菓子「ビッグ・カツ」があるじゃないですか。しかも駄菓子の多くは長期保存が可能。これはまさに備災メシ向きの素材です。作り方も簡単。フリーズドライの「卵スープ」と合わせるだけ。
・「メスティン(1人分炊飯用)」
・「山クッカー角形3の小鍋(玉子スープ用)」
・「esbit ポケットストーブ」
・「レギュレータストーブ・SOTO ST-310」
・固形燃料1個
・無洗米(1合:160g)
・水(220ml:炊飯用)
・駄菓子「ビッグカツ」(1〜2枚)
・フリーズドライの玉子スープ(かきたまスープ・2人前)
・乾燥ネギ(適量)
駄菓子の歴史は江戸時代ごろまでさかのぼれるようで、当時の東北の地方藩の常備食・備蓄食であった「糒(ほしい)」を活用したものなどの話が残っています。現在の駄菓子として流通しているものは、主に明治時代に作られたものを起源とし戦後に発達したものなんだそうです。そんな懐かしの駄菓子を、現代の備災メシに活用してみるのも楽しいものです。
昭和世代には懐かしのビッグカツ、よっちゃんイカ、蒲焼さん太郎、イカフライ・・・惣菜系の駄菓子は意外と豊富です。その多くが小分け包装され賞味期限も十分な期間が設定されているので、備蓄食品としても有効に活用できます。駄菓子としてそのまま楽しむのもいいですが、ひと手間加えるとより楽しめます。調理も簡単ですので、お子さんと一緒に楽しみながら作ってみるのも楽しいと思います。
もちろん、ビッグカツもフリーズドライの玉子スープも嵩張らないので携行性も良好。アウトドア料理や山メシの材料にもいかがでしょうか。