トップ 2分で読む 【東日本】北海道東方沖で最大震度3, M5.6の地震(2019/11/23)

【東日本】北海道東方沖で最大震度3, M5.6の地震(2019/11/23)

2019/11/23の21:58頃、北海道東方沖で最大震度3, M5.6の地震がありました。震源の深さは約40km。10月半ばあたりから全国的に有感地震が活発で、特にここ数日は大きめの地震が相次いでいる印象があります。

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2019/11/23:北海道東方沖で最大震度3, M5.6の地震

2019/11/23の21:58頃、北海道東方沖で最大震度3, M5.6の地震がありました。震源の深さは約40km。
10月半ばあたりから全国的に有感地震が活発で、特にここ数日は大きめの地震が相次いでいる印象があります。

北海道東方沖での有感地震はさほど頻度は高くなく、近年で起きた目立って規模の大きなものは2015年7月のM6.2(最大震度3)。

【北海道東方沖における近年の最大震度3以上の地震】
2019/11/23 21:58頃, M5.6, 最大震度3
2017/06/28 21:07頃, M5.7, 最大震度3
2017/05/22 20:00頃, M5.6, 最大震度3
2016/05/03 09:00頃, M5.7, 最大震度3
2015/07/07 14:10頃, M6.2, 最大震度3
2014/09/18 14:56頃, M4.7, 最大震度3
2013/02/17 07:17頃, M5.3, 最大震度3
2010/06/05 14:22頃, M5.4, 最大震度3
2010/03/06 22:31頃, M5.2, 最大震度3
2010/01/16 00:45頃, M5.0, 最大震度3
2009/11/24 14:26頃, M5.8, 最大震度3
2008/08/14 20:11頃, M5.4, 最大震度3

北海道における地震は、2019年前半までは胆振地方での地震が比較的目立った感がありましたがここしばらくは発生しておらず、むしろ千島海溝沿いでの地震のほうが活発です。

千島海溝沿いの広い範囲では、今後30年内にM8〜9クラスの地震の発生が想定されており、発生間隔としてはすでにいつ起きてもおかしくないと言う見かたもあります。

千島海溝と日本海溝に沈み込む直前の太平洋プレート(アウターライズ)内では正断層型巨大地震が発生することが指摘されています。(千島海溝側のアウターライズ地震断層は、数は多いものの浅い傾向にあります)

2017年12月の政府地震調査委の発表では、北海道の根室沖を中心に今後30年内にM9クラスの巨大地震が発生する切迫性が高く(発生確率最大40%)、仮に発生した場合は沿岸部に20m以上の大津波が押し寄せる可能性があるという予想です。

北海道根室沖を中心とする地震に関しては、発生間隔がおよそ340〜380年周期となっていますが、前回の発生からはすでに400年以上が経過しており、いつ起きてもおかしくないとされています。

自然災害の発生可能性を確率論で見る場合、確率が小さければなんとなく安心・大きければ不安という気持ちになりがちですが、確率論だけに実際にどのエリアにどの程度の被害が起きるかは起きてみなければわかりません。

これはいわゆる「ハザードマップ」などにも言えることで、ご自身がお住まいの地域がハザードマップ上では大きな被害が無いか、被害が小さいとされる場所になっていることによって「正常性バイアス」が働き、実際には命に関わる危険性が生じているのに逃げ遅れるという状況にもなりかねません。

とにかく災害時にはできるだけ正確な情報に耳を傾け、少しでも自分や家族に危険が生じそうな場合は先手を打って避難などの行動に移ることが重要です。

行動した結果、何も起きなければそれでいいのです。行動しないことで命を落とすということだけは、なんとしても避けなければなりません。

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