「海苔茶漬け」を筆頭に、鮭・梅あたりを「お茶漬け御三家」として原理主義的な議論もなされるほど、多くの日本人にとってお茶漬けは馴染みのあるファストフードの1つですね。中でも手軽に手に入るインスタントの「お茶漬けのもと」は、ご飯とお湯さえあれば美味しい食事が簡単に採れるスグレモノ。
そして具材として組み合わせるのは「焼き鳥の缶詰」。これまた昭和世代の中高年には馴染み深く、若い方には意外と新しい?食品かもしれません。この組み合わせが簡単で美味しいパスタを生み出しますよ。
・「メスティン(1人前調理用)」
・「レギュレータストーブ・SOTO ST-310」
・早ゆでパスタ3分(1人前:100g)
・水(170〜180ml:パスタ茹で用)
・パスタを茹でる塩少々
・お好みのインスタントお茶漬けの素(1人前)
・焼き鳥缶詰め(1缶)
・乾燥ネギ(好みの量)
・マヨネーズ少々
日本人のソウルフードの1つ「お茶漬け」。近年では観光などで来日した外国人が土産物として、お茶漬けの素や「ふりかけ」などを好んで買っていくそうです。
日本食におけるお茶漬けの歴史はさほど古いものではなく江戸時代中期以降、お茶が嗜好品として一般庶民の手に届くようになったころから。今現在スーパーやコンビニなどで手軽に手に入るインスタントのお茶漬けの素が考案されたのは1952年ということですから、戦後(太平洋戦争の集結から)わずか7年という時期でした。
関連商品としては「インスタントラーメン(即席麺)」も挙げられますが、こちらも誕生は1953年とほぼ同時期。戦後の復興と歩調を合わせるように、その後の日本を代表する保存性の高い食品が生まれた時代だったとも言えます。
今後発生が予想される大震災に対しても、こうした先人たちの作った素晴らしい食品を活用して復旧期を乗り切りたいものですが、日頃からアウトドア料理や山メシ、休日の酒の肴として調理に馴れておけば、イザという時も安心です。