トップ レビュー 備災&キャンプに!簡易ベッド「コット」5種、実際に買って徹底検証!

備災&キャンプに!簡易ベッド「コット」5種、実際に買って徹底検証!

キャンプで人気のアウトドア用の簡易ベッドである「コット」。高額なブランド品から謎のリーズナブル品まで様々なものが出回り、欲しいけれどいまいち手を出しにくいアイテムの1つ。そこで厳選したコットを5種類、実際に購入して徹底検証してみました。ベストバイもご紹介!

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このページは記事『備災&キャンプに!簡易ベッド「コット」5種、実際に買って徹底検証!』の個別レビュー・ページです。

Helinox「タクティカルコット・コンバーチブル」

Helinox「タクティカルコット・コンバーチブル」の特徴

・タクティカルの名の通り?とにかくカッコいい「漢のコット(男女問わず)」
・テコの原理を利用した3本フレームで組み立てやすく、ポール含めて太めのため高い耐久性と耐荷重性
・厚手のシートはテンション強め。ハンモック系のソフトな感触よりもややハードな寝心地が好みなかた向き
・別売りの「コットレグ」を取り付けることで、ハイコットとして使える

収納サイズは54 × 16.5 ×16.5cm、本体重量は約2.3kg強と重すぎず軽すぎず。収納袋もしっかりとした素材でできています。

各パーツを展開。ポールとフレームの素材の太さとガッチリ感が解ります。ライトコットと異なるのは、フレームが3本のみであること。ライトコットはフレームが細めのため4本でしたが、こちらは直径が2倍はあるであろうサイズ。

左端は別売りのコットレグで、ハイコット化できるパーツです。

Helinoxライトコットと同様、組み立て方法がシートの裏地に記載されています。組立作業の流れは他のコットとほぼ同じです。

では組んでいきます。フレームが1本少ないだけで、ずいぶんシンプル構成に感じます。

なおシート左側にある黒い帯状のものはメッシュ状の伸縮素材で、使用時にちょっとしたものを挟みこんで使うことができます。

ポールにフレームを取り付ける場合、フレーム先端の受け部材をポールに当ててレバーを「カチッ」と言うまで押し込むだけ。今回レビューしたコット中ではもっともフレームの取り付けがラクな構造でした。

裏返した状態での組み立て完成状態です。

組み立て完了。シートは張り具合が強めでカッチリとした寝心地です。

同じHelinoxのライトコットと並べてみると、タクティカルコットのほうが若干高さがあります。

別売りのコットレグを追加すると、ハイコット・モードで使うことができます。

コットレグは合計12本。キャンプで使う場合は、特に撤収時の慌ただしさの中で紛失しないように注意しましょう。

3本のフレームそれぞれに、コットレグを4本づつ取り付けます。専用の孔に差し込むだけ。

ハイコット・モード完成。コットレグを抜く時は、ややチカラを込めて引き抜くだけ。フロア生地のあるテント内に入れるときは、フロアを傷めないように厚手の素材を敷きましょう。もしくはリビングの土間部分に設置します。

分解・収納のためにポールからフレームを外す際は、ちょっとだけコツが要ります。写真のように①の部分を先に押し込んでから、②の金属レバーを挟み込むと簡単に外れます。これを逆にすると外れないので注意してください。

総評

「タクティカル(戦術的)」というネーミングからも感じられる硬派な仕上がり。ポール・フレーム・シート・収納袋すべてにおいてガッチリとした落ち着いた雰囲気が漂います。

ファミキャンであれば設営や料理を頑張る「お父さん用・お母さん用」に。また「ギアにこだわったソロキャンプ」にも持っていきたいコット。硬めの寝心地なので、組み合わせるピロー(枕)にもこだわったほうがいいでしょう。

コットレグを取り付けたハイコット・モードではフレームの接地面積が点で小さいため、インナーテント内に入れるにはフロア生地を傷めないようにする必要があります(そもそもハイコットでは入れられるテントが限られます)。2ルームテントなどのリビング部分の地面への設置がオススメです。

なおHelinox製品は価格帯が比較的高めとなるため、キャンプ場での盗難なども報告されています。設営後はコットを展開したままサイトを無人にしないようにご注意を。

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